カテゴリ:チベット( 14 )

西チベット写真集&絵画集

西チベット写真と嫁の絵画。
写真upの整理に時間がかかりすぎるカトマンズのネットカフェより。
若干、見にくいですが、これでご勘弁を。笑

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by laidbacktrip | 2010-07-01 14:31 | チベット

西チベット。アジア最大聖地巡礼カイラス。

何故、人はここへ来るのだろう。
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この旅2年半のアジア集大成にふさわしい、憧れの聖地、西チベット、カイラス山。
世界の屋根ヒマラヤの北部に位置し、厳しい自然環境と複雑な政治的背景を背負うことに寄って、秘境中の秘境と言われている度を増し、人々をひきつけ続けているが近づきがたい乾いた大地と山。


カイラス山は、
仏教徒にとって、ブッタ。
ヒンドゥー教徒にとっては、シヴァ神の住み処。
立体曼荼羅と言われている山。

この標高6千ウンチャカmt(忘れた)の聖なるカイラス山の回りは52kmの見事な巡礼路があった。
山の南側の村を拠点にスタートし、東西北にゴンパ(寺院)を擁し、ミラレパ、グルリンポチェ、ゴツァンパなどの聖者が瞑想したと伝えられる洞窟の数々。
河口慧海が心臓破りと称した標高5700mtのドルマ・ラ(峠)超えなどなど、キリがないほどのアトラクション揃いの巡礼路は一周52km。
低地から来た外国人は2~3日間かけて周る。チベット人は1日で周る。

そんな52kmの巡礼路をチベット全土中、アジア、はたまた世界中から仏教徒、ヒンドゥー教徒、ボン教徒、聖地マニア、トラベラー、登山家、写真家、宗教研究家、物好きまで、あらゆる人間が集い、歩く。馬に乗る人もいれば、ヤク(山牛)やポーターに荷物を持ってもらって手ぶらで歩く人もいれば、五体投地で身を伏せながら全身をカイラス山の巡礼路に預けて周る人もいる。ただただ各々が山の周りをクルクル回る。そんな場所。

今日、カイラス山を含む西チベットの個人旅行は許されていない場所となっている。
北京オリンピック以前は、チベット人に顔の近い日本人は変装し、ヒッチハイクや闇バス、巡礼トラックなどで、西チベットに潜入し旅していたが、今現在は(昔も)入境許可証(パーミット)が必要なため、ネパールサイドからカイラス山を目指すには旅行会社を通し、パーミット付のツアーにてのみ旅行可能という状況。
実際3週間西チベットにいたが、現地人盛りだくさん乗せた巡礼トラックも1週間に1台見た程度、ヒッチハイカーも見かけなかった。パーミット無しのヒッチハイク旅行者を乗せたドライバー(チベット人)は見つかり次第殺害されるという噂も。
西チベットは中国政府の厳しく管理下の魅惑の地。


この旅2年半フラフラと個人旅行している我が家、すべてお膳立てされた過保護ツアー(3食+おやつ+料理人付、ホテルは最高級、ヤクやポーター、医者までつけてのフルサービス。日程は限りなく短く、いっきに標高5000mt近くまで移動する、高度順応どころか。。。肝心なカイラス山周辺でも自由はきかない20名~80名単位のツアー、16日間、20万~60万円程度)にはお世話になりたくない。

コンビニエンスな生活をしている環境から西チベット入りし巡礼だけに集中するなら、きっとこんな高額ツアーでも良いのだろうが、我が家は河口慧海もミラレパも自分の足で旅した地には、なるべく現地を舐めるように出来るだけインデペンデントで安く西チベットを旅したかった。しかしこの状況下でヒッチハイクをするほど無茶も時間も根性もない。

社会から踏み外さずに良い事してます的な日本語ボランティア教師をしながら、カトマンズ在住7ヶ月間、虎視眈々とその時を狙っていた。
そして偶然にも自分達の希望に沿ったプランが見つかった。
ツアーとして予約するのは、移動手段ジープ+ガイド&ドライバー、西チベット間パーミットのみ。予算を削れる宿と食事は現地で探し各自払い、いつものバックパッカー気分。しかも今回初の試みのツアーでカイラス山コルラ(巡礼周る事)を3回可能な日程。
信頼おけるドイツ人仏教徒が10年続けている旅行会社で支払いはユーロ。
タイミングよろし。

ダイヤモックス(高山病予防薬)や胃腸薬(酸素欠乏による下痢予防)のケミカル漬けでなく、素の本来の自分自身でカイラス山と向き合いたかったので、薬物投入することなく途中標高3750mt「Nyalam(ニャラム」という町で高度順応4日間。
カイラス山、ティルタプリ、マナサロワールの3大聖地10日間という合計3週間のゆったりとしたフレキシブルなプログラム。持参のテントでの宿泊もOK。

西チベット価格相場。宿:1ベット30元前後~、食事1食10元程度~。麺6元~。チャーハン10元~。バター茶1.8Lポット7~12元。シャワー10元~20元。宿や寺院でお湯はフリーでもらえる。インスタントのスープや麺、カロリーバーやビスケットの行動食は、カトマンズで購入し現場に持ち込んだ。



メンバーは国籍バラバラな7名、ジープ2台。チベット人のドライバー。
サッカーとビールに世が明け暮れている中、カイラス山のみを完全にフォーカスし、体と心の調節、自分の内側に向かい明け暮れるメンバー達。
チベット仏教徒ドイツ人男性47歳、仏教に見せられ始めたオージー男性30歳、3人の子持ちカナダ人母さん35歳、チベット仏教の開祖の一人グルリンポチェマニアのロシア人女性38歳、ダライラマの写真を撮り続けて早10年のニューヨーカー写真家50歳男性、そしてズッコ家日本人夫婦。インターナショナルな面子。


~~~~~~~~~~~~~~

1日目:Kathmandu~Nyalam 
国境まではバス、中国サイドはジープで移動、合計5時間ほど。
ネパール~中国国境超え、激ユル大国からパッキパキの国へ。もちろんダライラマの写真など持っていれば問答無用即没収。


2日目:Nyalam restday Milarepa cave.
メンバーの中で漢字が理解できる唯一のアジア人として、宿や食事のガイド通訳役として、ドローカル食堂を筆談で渡り西洋人の中で珍しくヒーロー的ポジション。


3日目:Nyalam Trekking to Phukaro cave.
先に駒を進めたくてウズウズするが、この先の高地のための高度順応とあちこちトレッキングの日々+チベット語の単語勉強(ガイドブック旅行人参照)。10元で浴淋(シャワー)浴び放題、カトマンズよりも快適な湯量と水質。


4日目:Nyalam Trekking to Tara tso.
高度順応地3日目だが頭痛に悩まされているメンバーもいた。我が家は相変わらず、餃子、包子、麺、番加、麻婆豆腐、中華料理食いまくりで全く高山病の気配なし。


5日目:Nyalam~Saga.
およそ6時間ドライブ。後部座席でウトウトしながらヒマラヤ山脈の美しさに感嘆。なんやかんや言っても移動手段が確保してあるのは楽チン。チベット人ドライバーはランチ後の眠気防止に「ナタ(チベタンナチュラルコカイン)を吸引し、トヨタ、ランドクルーザーはパリダカの様に砂道を飛ばす。


6日目:Saga~Paryang.
地平線とヒマラヤ山脈の間をひたすら走る。野性のガゼル、放牧の羊、遊牧民のテントなどが雄大な景色を演出する。北京タイムなので西チベットでは22時に日が暮れる。厳しい自然環境の限られた食材で作る現地の食の幅が狭くなってきた。
チベタン食堂やテントで、チャーハンやシャムデ(チベット料理、ジャガイモとヤク肉のポトフon the rice)空気も旨いし飯も旨い10元。


7日目:Paryang~Darchen.
マユム・ラ(峠)を超えた辺り、カイラス山が遠くに望める。その強烈な存在感に圧巻。カイラス山コルラの拠点の村Darchen。この地でも20元でシャワー浴び放題。カトマンズよりまともにお湯が浴びられ、太陽パネル自家発電を各家庭持っているので、夜は必ず電気がある。デジカメの充電も問題なかったし、中華料理屋も雑貨屋も揃っているが銀行やATM、郵便局は無い。酸素が希薄なだけで思ったより快適に過ごせる村。
カイラス麓のコルラ拠点の村の道端で、汚い服を身に纏うが目はとても優しく力強いチベット人のお爺さんに、旦那は握手された。ようこそカイラスへ、と言っている様だった。


8日目~10日目:Mt.kailash Kora①。
そんなわけで始まった1週目コルラ。
期待や不安を抱いて早朝5時半起床、日の出7時と共にチベット犬の遠吠え、小雪の中Darchenを出発。巡礼トレッキングスタート。
どんよりと空が重い。右肩側に位置するはずのカイラス山も姿見せず。
最初の1時間程度で到着するポイントのチベット人もスルーする様な所で、いきなり五体投地とタルチョ(チベット仏教徒聖なる五色旗)を供える西洋人。西洋でもダライラマの影響か仏教への献身の心を知り、驚く我が家。ん~濃い1周になりそうだ。

そして調度、前日宿泊していた宿の隣の部屋のラマ(僧侶)や食堂で顔見知りになったチベット人兄ちゃん達がいたので、ヒョイヒョイとついて行くと、そこは鳥葬場。
ちょっとした小高い岩丘の上、20人位チベット人達がいて、数十kgのチベット人主食ツァンパ(麦焦がし粉)、バター、ビスケット飴などが堆く山積みに運び込まれ、ヤク(山牛)の糞で焚き火がゴウゴウと焚かれ、ラマ(僧侶)がお経を唱え始めていた。

ふと後ろを振り返ると。。。ある一人の男が斧で肉を刻んでいる。
ヤク(山牛)か何か生贄なのかと思って見るが。。。何かが変だ。
顔が布で巻かれているが、どう見ても人間なのだ。。。

巡礼初日、歩き始めて1時間にしてカイラス山を見る前に、鳥葬場の現場の儀式に立ち会ってしまったのだ。
小雪と冷たい風の吹き荒ぶ中、人間の遺体を斧と小刀で鳥が食べやすい様に刻んでいる最中だった。
本で読んだことがあったが、現場は初めてだ。
首を斧でぶった切り、頭蓋骨から頭皮を小刀で削ぎ剥ぎ、鳩尾から小刀を入れ肋骨を左右に割る。そして内臓を取り出し細かく刻む。すべては鳥のため。
岩の上に広げられた肉片は、この夏に鉄板の上で焼かれる食卓の肉となんら変わらない見た目だった。

死に対する悲しみは感じられず、外国人(我が家とロシア人の3名のみ)が突然見学していても、怪訝な表情なく、むしろ巡礼中に立ち寄ってくれ、最後の別れに良くぞ来てくれたと大きな笑顔の人々。何の前触れも無く太ったチベット人のおばさんから嫁は力強い抱擁を受けた。きっとさっき見た肉片は、この人の旦那様だろう。生きる事の強さを確認する様な強い抱擁に、涙が止まらなかった。


雲の中のカイラス山を右手に、強風の中歩き続ける。まだ午前10時。
幸い追い風なので、歩は進むのだが、冷たい風に体温は奪われ、乾燥した希薄な空気の標高5000mt前後。1周コルラ3日間の内、割と楽だと言われる初日のルートが辛く感じる。
しかしこの強風が昼過ぎに上空の重い雲を追い払ってくれて、歩き続けて9時間後のカイラス山北壁に到着したときには、完璧な青空に聳えるカイラス山を拝む事が出来た。

自然の偉大な芸術を前にしてもなお、人々はそれを表現しようと努力するが、宇宙を映し出す鏡の様な不動な存在に対し、神や自然を恐れ拝めて人々は謙虚になるざる終えない。精神の集中力が、ただの山の背後に信仰の偉大な力を作り出しているようだった。

この冷たい風の吹き荒ぶ中テントを建てようか考えていたが、やはり此処北壁に到着したことの感謝を伝えようとデラプク・ゴンパ(寺院)へ。するとラマ(僧侶)がベットを2つ空けてくれた。ドラマチックな巡礼初夜は、窓からカイラス山が望め、仏像達が見守る小さな僧房でラマ達と就寝。

巡礼トレッキング2日目。
昨日までそこにあったカイラス山は、完全にこっち側の物質世界だと思っていたのだが、朝焼けの柔らかい光と凛と張り詰めた冷たい空気の中、まるで日時計のように刻々と朝を迎えるのを、カイラス北壁はピンク色やオレンジ色と変化して色が広がっていく。
宇宙を移す偉大な鏡。風の音の奥の静けさ、精神が剥き出しになる。
大自然の創造物の前では、人々は謙虚になる以外の道はないのだろう。
そしてそのただの道は巡礼路となり、ただただ人は歩くのみ。
通学路も通勤路も巡礼路。


さて、ここからが山場。標高5700mtのドルマ・ラ(峠)を越える。
多くのツアー客の荷物を運ぶヤク(山牛)、太り過ぎたインド人を乗せて歩く馬の行列に混ざり、我が家はテントと食材(3日間分)を背負い自力で越える。
今までの経験の中で、一番標高の高い場所へ来たが意外と楽だった。
峠には無数のタルチョ(チベット仏教徒五色旗)。我が家も2008年インド、ラジャスタン州で出会った九州出身の旅人に頂いてからこの旅でず~っと持っていた小さなタルチョをこの峠に託して来た。


2日目の夜は、最後の東側の寺院(名前忘れた)に宿泊するのが一般的だが、我が家はテント泊。このカイラス山の麓で気軽に自由にテント泊なんて夢のようだが、当たり前のように過ぎ去った。
野生の野ウサギやマーモット(多分)も生息していた。
カイラス源流水を沸かした味噌汁やコーヒーは格別な美味しさだった。
朝起きたら、雪がうっすら積もっていた。


11日目~12日目:Mt.Kailash Kora② 
1周目に重い荷物を背負ったせいか、足の裏に巨大なマメが出来てしまった旦那、2周目は余儀なく断念。
嫁は単独で2周目に挑戦し、寺院に宿泊し食材を背負い1泊2日で1周コルラしてきた。
コルラ拠点の村に3日後に現れると思っていた嫁が、2日目の夕暮れ時に村に帰って来た時には吃驚した。回数を重ねてコルラするとマインドがクリアになっていくんだろう、ゆるされるなら何度も周ってみたい。
我が家二人とも無事に巡礼コルラすることが出来ました。
応援してくださった方々どうもありがとうございました。


13日目~14日目:Thirtahpury.
正直言って、カイラス山よりも聖地パワースポットを感じた。
ほとんどの人が日帰りのため念が無いのか、温泉が湧き続けるせいか、大地のエネルギーが強い。水晶と人骨散らばる山と洞窟、地平線と温泉は、死と生の大地。
行ってよかったと強く思った不思議な場所。商店も食堂も無い、宿は一件のみ(1ベット30元、要交渉)。温泉は飲用(アルカリ性)、石灰は頭髪用にとチベット人達はシコタマ持って帰っていた。


15日目~18日目:Lake Manasarovar Kora. 
4日間かけて湖の外周88km(100kmという説も)を歩いて巡礼コルラ。
そんなことしている人なんて一人も見かけなかった、インド人ツアー客などバスやジープでグルっとドーン、バッシャーン。氷水のようにめちゃくちゃ冷たい湖水に浸かり浄化するインド人達、旦那もトライ。星がすべて湖に沈み、太陽がそこから昇る湖は、聖なる水を従えていた。

足場の悪い沼地、1日目ハードな歩きのためメンバー3名脱落。
我が家含む4名個々歩く。真っ青な聖なる湖面と対話のみ。

我が家3日目に食料が底をつき始める。。。またもやザンスカールの時のようにビスケット1箱で1日重い荷物を背負い歩き続けなくてはいけなくなるのかと。。。
途中の寺院でインド人ツアー客に助けられ、豆カレーやプリーなど鱈腹ご馳走になり巡礼が続けられたので、「ありがとう」と言うが、これは俺がしたのではない、神(シヴァ)がしたのだ、ありがとうはいらない、と。はぁぁ~さすが、オ~ム ナマシヴァヤ~。

最終日に宿泊したゴスル・ゴンパ(寺院)は最高だった。
小高い山に位置する寺院の宿坊の窓からは、一面に広がるマナサロワール湖。
ツアー客ゼロ、なぜなら5つしかベッドが無いから、しかもラマ(僧侶)も2名のみ。
雑誌クレアとかに掲載されそうな景色は、5星級ラグジュアリ寺院。
でもトイレは無いので、そこら辺で。


4日目の最終日、脱落したニューヨーカー写真家がゆで卵などを持って道中に向かえに来てくれた。ガイドもポーターも携帯電話も無い状態で、空腹テレパシーが伝わったのかな?
人々に支えられて、無事に巡礼コルラ1周することができた、有難かった。

このマナサロワール湖コルラ拠点のチュ・ゴンパ麓の村には、温泉が湧き。公衆浴場あり。30元(要交渉)各個室に五右衛門風呂が設置されている、湯はかけ流し。コルラ後の全裸温泉最高!標高4000mtくらいなので長風呂注意。


19日目:Trogba.
帰り道、1日12時間ドライブ。毛沢東主義による中国文化革命の傷跡生生しいゴンパ(寺院)一見の価値あり。
無数の中国人とチベット人が舗装道路建設のため、手作業で働いていた。約3週間ぶりに通る道がもう違っていて、あと5年もしないうちに、ネパール~カイラス間はすべて舗装道路になり観光バスが行き来し、さらに俗化するのだろうか。


20日目:Trogba~Nyalam.
標高がドンドン下がり、生活が便利に、食の選択幅が広がり、物が増えて、人口が増えて行くのがわかる。


21日目:Nyalam~Kathmandu.
管理された国から管理のない自由な国ネパールへ。警察の表情も緩いし、無駄に人が日向でぼ~っとしている。激ユル先進国だわ~。
国境沿いの村はシェルパ族の住むチベット仏教信仰地。同じチベット仏教なのに国が違うと印象が違う。我が家は国境から4kmの「タトパニ」という温泉地に1泊し、公衆浴場(個室:外国人150RS、ネパリ100RS、野外打たせ湯:外国人20RS、ネパリ10RS)
フニャフニャでカトマンズへ無事帰還。
(国境~カトマンズ:エクスプレスバス1日1本、300RS・4h)


この旅2年半にわたるアジア最終章に相応しく、なにもかもが素晴らしい西チベットの旅だった。
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by laidbacktrip | 2010-06-25 13:33 | チベット

水曜どうでしょう

毎週水曜はダライラマの日(ジョカン寺は香草でモクモクになる)

今朝、起きたら体が軽い!
昨日の登山温泉高度トレーニングしてきたようで、ラサの標高3600mなら走れる!!
もともと高山病になる気配は夫婦ともなかったが、さすがに走る事はできなかった。
しかし、体が元気!
ただラサの空気さえも汚れて感じる。
このままラサの開発が進んだら、ラサの青い空も上海のようになってしまうのかな。。

「デプン寺」←ポタラ宮ができる前のダライラマの居城。
山の中腹にある寺、まず、山の麓までバスで行き、そこからトラックの荷台に乗って行くのだが、なぜか我が夫婦はこのトラックに乗れず。。山の中腹までまた登山。。
(ノリノリのチベットおじさんに、一緒に歩こうぜぇ~と誘われたから)

寺内はポタラよりも広く、私たちはその中の2つをめぐることにした。
「ガンデン ポタン」かつてのダライラマ居城
「ツォク チェン」見ただけで解脱できるといわれる弥勒仏

敷地内の食堂で、はっきり言って汚い観光客のいない食堂で洗面器でモモ(餃子)を食す。
チベタンが並んでいたので、よっぽどうまいんだと探究心で並ぶ。
僧侶は並ばず、出来上がりに来て先頭に入る(不殺生の教えはないのだろうか?)
洗面器を持って、蒸しあがるのを並んでまっている時は、銭湯を思い出した。。

オフシーズンなので本当に観光客がいない。
帰りのバスも満員のチベタンと我が夫婦だけ。。
しかし威圧感もなく、2名かけの席を3名で座ろうと誘ってくれる心

冬にチベットに来てよかった 濃厚な信仰心に触れられる
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by laidbacktrip | 2007-12-26 18:14 | チベット

標高4800m登山

さて、目が覚めたら温泉でも入ってゆっくり帰路へつこうなんて考えながら、寒くてなかなか布団から出れず、顔だけ出してみたが息は白い。。

突然!カナダ人が便所から戻ってくるなり、
「今から5時間ハイキング行くよ!10分後に集合だけど行く?」
便所で出会ったイギリス人に誘われたらしい。

実は我が夫婦はここで登山できることを知っていたんだけど、ん~またの機会かな~?
なんて思っていたら起きて早々願いがかなってしまった。

飛び起きて10分で仕度し登山へGO~!

4300mからスタートなので、最初は相当辛く、呼吸を整えるのに時間がかかったが、山々へかかるタルチョが美しく、ゆっくり登る。
4800m地点に尼寺があった!
尼さんがハグしてくれた(嫁だけ。。)
こんな標高の極寒の中で女性だけで生活している。
みんなフレンドリー、バター茶と団子(名前忘れた。。)振舞ってくれた。

さすがにこれ以上登るのは辛かったので、ピークの5520mはあきらめた。
4300m温泉へ戻ってきたときには3時まわっていたので、たった標高500mあげただけでも酸素奇薄5時間半の登山だった。
(ピーク目指した2名は、自称ガイドが道を間違え、ピークにたどり着けず危険な思いをしたらしい。。)

(ちなみに我が家は、この世界一周の旅に腕時計を持ってない、
高度計ももってない、みんなの話からの情報である。)

登山の後の温泉は~~~~最高!!~~~~~~
(一方旦那の方では一大事。温泉の壁は石が積まれていたのだが、その石の合間からなんと蛇が睨みを利かせながらの入浴だったそうな。。。。)

ラサよりも、もっと深い青空!
宇宙を近くに感じる空

その後はみんなでメリークリスマスで乾杯!

帰りの車では夕焼け美しく 今日もしっかり遊んだな~

↓は温泉!
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by laidbacktrip | 2007-12-25 18:10 | チベット

チベット人と裸のクリスマス

カナダ人と台湾人のカップル&神戸人(化粧品を調合製作していた人にお誘いをうけて、ランクルをチャーターして、ラサから2時間半、チベットの山の奥地4360mの温泉へ行きました。

ラサがいかに都会だったのかを再確認するような山々と川だけの景色の中、一本道はひたすら山奥へ続き、少数民族チベット人の家から香草(セージ)をたく香りと、山の中腹でたく香草が白く村を煙で包む。
遊牧民のテントやヤクやヤギ使いなど、この標高と厳しい気候の中での生活、山奥に住むチベット人が見える。

温泉に行く途中、山肌に立ったひとつのお寺に寄った。ここは鳥葬場が行われている「ディクンティ ゴンパ」
巨大なハゲワシが頭上を乱舞する。。チベタンホルンが山へ響く


280名ほどの僧侶達は、とても面白く、特に若い僧侶は女の人(嫁)が近づくと盛り上がって声をあげる、そして先輩僧侶にしかられる。。男子校の教室のようでほほえましい。
なぜかチベット僧とハイタッチの嵐。意味不明。

その後ランクル飛ばして、標高4300Mの温泉へ~「テルドム コンパ寺」
「テルドム」とは「隠された宝箱」の意。 最高!の一言。
ラサでこの心地よさ。
5000m級の山々にタルチョ(五色のフラッグ)がかかり、青空にたなびく姿を露天風呂から見れる、川のせせらぎ、湯の温度、どれをとっても最高!

チベットの女性はパンツを穿いて湯につかる。。
髪の毛も背中も全部、湯船の中で洗う。。

大量の源泉かけながしなので、すぐに湯がきれいにな状態に戻るからいいじゃんって感じ

「あ~~最高!いい湯だな~~あはは~ん♪」と思わず歌う。
お互い言葉はわからないが、最高なのは同じなので笑顔 笑顔 

しかし。。どうやらこの景色、女子風呂のみのようだ。ちなみに男子はスッポンポン。
旦那の方はマレーシア人と世界中の温泉談義。彼らも日本の温泉は素晴らしいと絶賛していた。

温まった体で今夜は、尼寺の部屋で寝る。

もうすぐ、山の稜線に太陽が沈む
標高4400mの夜は初体験
この村は電気はない(今夜だけ?)
日が落ちたら今日はおしまい
キャンドルで食事し、みんなで語り合い、ゆっくりとながい夜を楽しむ
外の満月は大きく近い
星屑も見える澄んだ空気


しっかし ドラ寒い~~ マイナス20度 暖房ナシ。。
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by laidbacktrip | 2007-12-24 17:19 | チベット

暗黒

今日は日差しが眩しい!サングラス無しでは目が痛いほどに目映い青空が広がっている!

クラブ明けの私たちは相変わらず元気で、朝から動く動く。
ラサの朝焼けは9時頃なので、朝からと言っても10時位だが。。

今日はあえてダライラマが信仰を禁じたといわれる、
ゲルグ派原理主義のシュクデン信者の核、「トデ カルサル」へ行ってきた。

道のりは細く暗く、すれ違う人たちもどこかチベット人とは違い、眼光鋭くこちらを見てくる。
この人たちは、チベット自治区のどこの地区の人たちなんだろう??
暗黒世界の逆パワースポットと言われるだけあって、護法神を目の前にしたとき、ゾクゾクっとした何かを感じた。

その後は、ダライラマ14世が亡命前に実際にお住まいになった「ノルブ リンカ」へ。
木々が生い茂り、とても涼しく静かな場所で、1959年チベット動乱まで住んでおられたと言うとおりに感じるような生々しい生活感が感じられ、昨年、嫁は自分の誕生日に両国国技館でダライラマにお会いした姿を思い出し、その時のお言葉「やさしさと思いやり」を再度心に刻んだ。
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by laidbacktrip | 2007-12-23 17:18 | チベット

とんでもない1日!!!!!昼編

さて、チケットゲットして冷え切った体を温めるため朝食のスープを食べ、ポタラ宮へ向かう。

いよいよ 秘境と呼ばれていた神の土地、天空の宮の中へ

各地からの巡礼者と共に入る

止まらない涙

全身全霊で神へ向かう人々の心のあり方
すべての枠を超えて世界平和、地球平和を祈る姿
WORLD IS FLAT

言葉いらずとは、この事だ

心で見て 心で感じて 心に響く


世界一周 旅のスタートにこの地を選んで良かった
もしかしたら、選んだのではなく、導かれたかのような すばらしい旅の流れ

神がお守りくださる旅になるだろう
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by laidbacktrip | 2007-12-22 21:36 | チベット

とんでもない1日!!!!!朝編

まずは、すごすぎる流れの日だったので、朝昼晩とわけて書き留めておこう。

朝6時45分に目覚ましが鳴り、まだ真っ暗の12名1室のドミトリーで出かける準備をする。駅へバスに乗って電車のチケットを買うためだけだが。。

次の目的地「成都」チケットが取れないで有名、7時30分チケット発売開始に向けて、まだ夜明け前の真っ暗な道を歩き、満員すし詰め状態のバスに揺られ駅へ行く。

なんとチケット売り場は想像を超える人の群れ。。。
1000人くらいの列を白い息きらして並んでも、途中で完売になる可能性があるな~

1時間くらい極寒のチベットの地で中国人と列に並んでみたが、まずチケット売り場の建物へ入る前だけでも800人はいる。。寒すぎる。。しかも建物の前には公安(警察)がたくさんいてピリついた状況。。(中国では横入りが当たり前なので、そのためにたくさんの公安がいる、そんな中でも太い神経の奴は何食わぬ顔で横入りする)

もう、寒くてこれ以上いられない。。建物に入るにも昼すぎてしまいそう。。
それまで、この状況は耐えられない。。
私たちは、目的地を変更して後日空いている時に出直すことにした。

しかし、寒い。。このままバスも待てない。。耐寒。。

私たち夫婦は、少し暖を取ろうと駅構内へ入る。
暖かい場所を求めて歩くと。。
なんとその先に先ほど輝いていたチケット売り場を旦那が発見する!!
ここはさっき私たちが入りたかった所じゃないかぁ~!!

うれしさあまり近づくと。。。
やはりロープで仕切られ立ち入り禁止、警察5名体制。。
そうだよね。。入れないよね。。

しかし、ロープの隙間を嫁が行く!
あっさり警察に捕まる。。

警察(中国語だから想像)「お前!外の行列見てみろ!並んで来い!」

嫁(英語と日本語)「私は成都(チャンドゥ)行きのチケットが欲しいだよ!お願い!」

残念ながら、
警察は、英語がわからない。。
夫婦は、中国語がわからない。。
会話にならない。。

ここから女の涙パワー登場。
涙流し、行き先の中国語(チャンドゥ)だけを伝える。
チャンドゥ。チャンドゥ。チャンドゥ。ワタシチュウゴクゴワカラナイ。チャンドゥ。。涙。。

若手警察官が、笑いながら上司に伝える。
すると上司警察が「しゃ~ないなぁ~」って入れてくれたぁ!!!!!!
難なくスルーして800人突破、見事チケットゲット!!!!
運が良かった、やさしい人だった。

結局この手を使っても買えたのは2時間後だった。。
1000人の列に対して、どう見てもカウンターは5つくらい。。
まともに並んでたら1日がかりだな~
そりゃ横入りもするわな。。

チケットゲットして外へ出たら、太陽がまぶしかった。
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by laidbacktrip | 2007-12-22 21:02 | チベット

ずっこけ第2弾

我が家は、ずっこ家と命名されている。
ここチベットの澄み渡る青空、日差しが眩しく空は近く、山々の稜線が美しいラサの土地でもズッコケてます。

今日は今後の旅の目的地「成都」行きのチケットを買いにバスで駅へ出かけた。
旅の先輩方から「ラサ~成都」の2等寝台のチケット(行きに1等寝台に乗ったので今度は2等&高級は卒業)は、大人気でなかなか取れず即完売という情報をもらっていたので、27日発ならまだ日があるのでいけるっしょ~なんて言いながら。。。

駅について気がついた。
財布に100元しかない。。
チケットは1400元。。。

ぜんっぜん 足りないじゃ~~~~ん(笑)

(ちなみにラサの駅は東京ドーム2個分のでかさではあるが、銀行やATMなど無い)

このまま帰るのも何なので、チケットの空き情報を聞いたら、27日分は明日の朝からの発売だった。ダブルでズッコケ。。結果オ~ライ!!!



帰りのバスが、ポタラ宮の前で停車した。
天空の城を目の前にしたら、自然とバスから引き込まれるように降りてしまった。
ポタラ宮を目の前にして、鳥肌が立つ。

なんとも言えない、天へ上昇するようなエネルギーを感じる。
白く美しい不動の大きく広がる姿は、平和の風を世界へ広げるように見える。

その宮の周りを囲むマニ車の巡礼道は、キイキイと音をたてて、信仰人や観光客を平静させる。
眩い太陽、乾いた大地と山々、薄い空気
すべてがそろっている
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by laidbacktrip | 2007-12-21 20:41 | チベット

祈りの町 夜中の五体投地

部屋に暖房がなくとても寒い。。
って事で宿のロビーのソファーで窓から流れる人達を眺めていた。

すると鑑真号で知り合ったカナダ人が通り過ぎるではないか!
お互い元気?元気??なんて笑顔で挨拶していたら、その隣の日本人に、標高4600Mにある温泉にランクルチャーターしていかない??なんてお誘いを受けた。

どうやら後2名メンバーを探しているとの事、基本的に誘いには乗るタイプなので即OK!!
しかも聞くところによると、この温泉は私たちも行きたいとマークしていたのである。棚から牡丹餅。お寺に一泊して山深い温泉にクリスマスに行くことになった。
ん~~~~楽しみ

しばらくすると、何も知らない顔て地元の友達(岐阜のPARTYオーガナイザー)が宿にはいってくる。

彼らビッ~~~~~~クリ!!!!!!!
ガッチリハグしてガチ上がり!!!!!

神の土地、旅のスタートで地元の信頼できる友人と再会できるのは、それだけでウキウキする

さっそくディナー(といっても安めの設定だが。。)ワイワイ会食!楽しすぎる!!
お互いの今までの旅の流れやこれからの流れなど話は尽きず、笑いも止まらず。

食後の散歩に出かけてみた。私たち夫婦は、夜のラサは怖くて出かけてなかったのでうれしい流れ、満天の星空の下でジョカン寺のマニ車を回したりできるなんて神聖的。
月明かりに石畳が光る。昼間、このジョカン寺の前には五体投地をしている方々がたくさんいるので、自然と磨かれツルツルな石畳になっている。
その寺の周りを散歩するとこんな夜中に五体投地をしながら寺の周りの道を巡礼しているではないか!普段、この道は日常雑貨や食品を売る市場になっているので、店と人でごったがえしている。昼間この道を五体投地することができないので夜中にしている。
夜の時間はとても静寂で、五体投地している人達も苦行ではなく楽しそうにしているのだ。
信仰深く、神に従える喜びがあふれているのである。
私たちの宿周辺は、中国移民が少なくチベット人がたくさん生活しているバルコルという地区なので、チベット人と触れ合う機会が多い。
幸せか不幸せかは、その人の感じる心次第なのでわからないけど、少なくとも、その場その場を楽しみ、人間同士の温かみがある。
ラサ2日目も更なる出会いに感謝して、今日はグッスリ眠りにつこう。
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by laidbacktrip | 2007-12-20 20:09 | チベット