カテゴリ:エクアドル( 3 )

「空き巣とお年玉」2012(長文)

c0158636_7181384.jpg世界で一番最初に、年明けする日本より、15時間後に地球の裏側、南米で年明けしました。

その前に!
書き留めておきたい、事件簿2011があったのだ!
(写真右:エクアドルは、食堂もレストランでも、付け合せには必ずポップコーンが出てくる。モラ(桑の実)フレッシュジュース美味しい)

あれは、たしか。。。
サーフィン疲れを癒そうと向かったのは、「バーニョス」と言う温泉街。バスを4回乗り継ぎ10時間。
この小さな町では、エクアドル人のリアルライフが見たいので、ホームステイさせてもらった。
そして、2011年の垢を洗い流そうと温泉に行き、「いやぁ~良い年の瀬だね~」なんて、ホッコリしてホームステイ先に戻ったら、
鍵(ダイヤルロック)がかけてある、旦那の「サブバック」の言う名の「メインバック」が開けられた形跡があったのだ!

鍵は、再びかけられていたが、カバンの中の様子がいつもと違う。。。

この長い旅路、毎度毎度開けたり閉めたりするカバンの中身の配置は、家のクローゼットの様な感覚。
いかに快適に、バックパック内を収納するか?は毎日の経験の積み重ねで、配置は固定化し整頓されている。

きっと、犯人は、このカバンの中身が4年の歳月を経た、集大成なる配置だとは思っても見なかったのだろう。

このカバンの中には、PC、HDD、i-pod、いままで出会った旅人の住所録、パスポート、現金50$のみ、トラベラーズチェック数十万円分が、入っていたのにも関わらず、
トラベラーズチェック200$のみが、引き抜かれていた。しかも、連番じゃなく。

折角、久しぶりの湯船(しかも、温泉)に浸かり、2011年を締めくくろうと思ったのに。
とうとう、我が家にも、来たか。。。強盗と盗難で有名な南米の洗礼が。。。

しかし、我が家は意外にも、かなり冷静だった。
ホームステイ先の人が、犯人だと。ほぼ断定。

犯人は、大物(例えばPC)とかは、すぐバレるから盗まなかったんだろう。
ホームステイ先で、盗みにあったなんてバレたらご法度だもんね。
現金50$しか入ってなかったので、これもヤメて置いたのだろう。
そして、大量の$束のトラベラーズチェックだ。アメックスのドルの絵柄で100$単位が束になっている。
エクアドルの通貨は、アメリカドルだ。そりゃ年収の何倍もの、金のような紙切れがあったら、盗むよ。
犯人は、さぞかし興奮したんだろうな~。
この中から、多少引き抜いても、すぐにはバレないと思ったのだろう。
クリスマスや正月に浮かれて、つい魔が差しちゃったんだろうね。

しかし、バックパッカーなら、トラベラーズチェックの全番号の控えは、別に作ってあるもんだ。
数えれば、すぐわかる事。

そしてだ。残念な事に、犯人は旅人では無かったのだ。
トラベラーズチェックは、本人のサインとパスポートのチェックが銀行で認められないと、現金引換えが出来ないという、旅人の初歩的な事を知らなかった。そして念のため、サインは外国人が簡単に真似できないように、漢字で書いておいた。(けどね、最初、TCだけ盗まれたのが謎で、この国の裏ルートで、サインやパスポートチェック無しで、現金引換え出来ちゃうのかと、勘繰ったりもしたけどね。)

温泉から帰った我が家と入れ違うように、急いで何故か出かけていったホームステイ先の彼。
きっと、この間に、銀行へ行き、トラベラーズチェックの引き換えをチャレンジしに行った様子。
夜、何食わぬ顔で帰ってきた。
我が家は、いたって冷静に、「けして、君を疑ってはいないよ。」と言う顔付きで、犯人と思わしき彼に、カバンが開けられた事を告げた。そして、中からトラベラーズチェックが200$だけ、盗まれた事も。

彼の第一声は、「僕が出かけている時に、誰か家に来たのかも」
なんじゃ~!その一言目は!
「僕じゃない!誰かがやったんだ」って、「僕がやりました」って言ってるようなモンじゃないか?!
カバンの鍵をわざわざ開ける様なレベルの空き巣が、家に侵入したんだぞ!
心配せんのかい?

彼はさらに、自信たっぷりな笑顔で、
「トラベラーズチェックは、サインとパスポートチェックが無いと現金引換え出来ないよ。それに、この町の銀行では引き換えできないんだ。」なんて妙に詳しく語る。。。さっき銀行で、言われたんやろ?

これも残念だが、違う。
実は、事件直後すぐに旦那が調べて、この町では最低2箇所の銀行で、トラベラーズチェックの引き換えは可能。彼が引き換えできなかっただけだ。
この会話で、チェックはまだ引き換えられてないという事が、ほぼ確定した。
もう夜11時、盗難届けの電話がしたいけど、町まで遠いし、ネット環境もない家だからスカイプも使えなく、彼は携帯しか持ってない。。。明日、朝一番に盗難届けの電話を入れる事にして、この夜は寝た。

のだが。。。

部屋の外の廊下を歩く足音が、ず~っと続いている。。。
なんだか、気味悪く、旦那は起きていた。(嫁は爆睡。。。笑)
そして、随分たってから突然、部屋をノックする音が。
最初は、寝たふりをして無視してたけど、しつこいので旦那がドアを開けた。

犯人の彼が、「胸の動悸が止まらないから、砂糖を持ってないか?」
と、びっくりするくらいズッコケた事を言ってきた。
深夜2時過ぎだよ。迷惑だよ。
怪しすぎる行動とるなよ。。ホストファミリーなのに。「私が犯人です」って言ってるようなもんじゃん動悸って。
しかも、糖分の過剰摂取による動悸は聞いた事があるが、動悸に砂糖が効くとは、エクアドル人もビックリだ。

その時、「塩ならあるよ。」と、旦那は答えていた。
(塩って。。この回答も、ズッコケてないかい?笑)

そんな展開で、翌朝早く、犯人が起きてこない時間に、家を抜け出して、宿に移動し、チェックの盗難届けをスカイプでアメリカに電話。すぐ2時間後に、エクアドルの小さな町の銀行で現金200$が無事に手渡された。手際が良いなアメリカ大陸。
この事件直後、インドに住む友人夫婦ともたまたまタイミング良く、スカイプで顔を見て話をして、気持ちが救われた。やはり友人は、いいもんだな~。

その後、もう一度、2011年垢落としの温泉へ行き、
ようやく改めて、年の締めくくりの準備が、無事に出来ましたとさ。
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そして大晦日は、気分を変えて、違う町で過ごす事に。
バスで7時間、世界遺産の町「クエンカ」へ。(写真上:ヨーロッパのようなカフェ&景色)c0158636_7334876.jpg
エクアドルの年越し行事も、一年で身に付いた穢れを落とす禊払いの様な行事があり、布製手作り感たっぷりな人形に、怖い仮面を被せて(写真左)、車や店先に飾った後、年越し前に、各々が街中で燃やす。(道端で何か燃えているから、テロかと思ったけど、この町は緊迫感が無くのんびりしている。)
年越し蕎麦ならぬ、年越し葡萄を食べる。(←昨年のスペイン同文化)
(写真左:車の前に人形を飾り走る、等身大じゃん。写真右:メリークリスマス&ハッピーニューイヤーで先住民のおばちゃんが、サンタにアイスを渡している、たぶんサンタ役の子のお母さん)c0158636_7361180.jpgc0158636_7384935.jpg
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(写真上:31日パレード。野菜やお菓子で飾られた車の上に豚の丸焼きドォ~ン。ほとんど前見えないけど走る)
(写真下:アンデス民族衣装の陽気なエクアドル人たち)
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形や暦は違えど、新年を迎え入れる。
平和や健康を願う気持ちは、世界中どこの人も同じだな~。

赤道直下で標高2500mtの高原地は、まるで初夏の穂高のようで、清清しく気持よい気候。
オレンジ色の日干し瓦屋根、青いドーム型の教会の屋根、アンデスの低山、
抜けるような青さに浮かぶ雲、高地ならではの広い空。
こんな景色が見渡せる宿のテラスで、新年の軸調整、朝一番のヨガ太陽礼拝。
澄み切った空気の中、遠くの方から「パロサント」の芳香が漂ってきた。落ち着く香りが体に心に深く沁み込む。
中南米では、シャーマンの儀式や祈りの場で、使用される「パロサント」は「神の樹」と呼ばれている。
祈りの煙は、町中に届き渡り、浄化しているんだろう。
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世界遺産の美しい旧市街には、至る所に教会や修道院が建っていて、今日は新年でもあり、日曜日でもあるので、キリスト教では安息日。町はとても静か。
絵になる街並みとユッタリした雰囲気が居心地がよく、安らぎと静寂の中で迎える新年2012。
そんな素晴らしい年明け、エクアドルの「クエンカ」


旦那からお年玉を戴きました。
カウントダウン2秒後くらいに即寝した嫁に、朝起きたら「お年玉プレゼント」が用意されてました。(旦那は夜行性)
先日出会ったエクアドル人画家に紹介してもらったサイトに、嫁の絵をUPしてくれました。(よかったら見てください)
http://www.artslant.com/global/artists/show/254318-keikey-ando
一番身近な家族が応援してくれるって、とても幸せです。
いつかどこかの地で、個展が出来たら良いね~ってね。
でも、どうやってやるんだろう?(ご先輩方、ご指導願います。)


夢にまで見た、旅の最終目的地、南米で、
こうして夫婦共々健康で無事に、2012年を迎えられた事に感謝します。

みなさまにとっても、素晴らしい年でありますように、心からお祈りしております。
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by laidbacktrip | 2012-01-02 08:23 | エクアドル

サーフィン三昧@カノア

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「Cosmic wave @ Canoa in Ecuador」
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毎日、サーフィンな日々。日焼けで肌が真っ黒すぎる、日本から旅立って5回目の年越し。
宇宙のリズム、月のリズム、自然のリズム、波のリズムに、乗せられています。
まさしく、三昧。サマーディー。

2011年 みなさま、どうもありがとうございました。
いよいよ2012年ですね。
まさしく、コズミック サーフィン。さぁ、乗りましょう。
よろしくチュ~ニングで。


♪旦那の音ブログ。音楽で世界を旅する。
「旅するDJの世界音楽至福のひととき」
ॐ嫁の蓮ジュエリー。沖縄での取り扱い決定!感謝です!詳細はまた後日。
「maitreya」
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by laidbacktrip | 2011-12-28 23:56 | エクアドル

南米最大マーケット~世界遺産@キト

何事も無く、南米最初の陸路国境越えで「エクアドル」入国し、
国境からバスで3時間で「オタバル」へ。
南米最大の先住民マーケットが土曜日に行われるため、この地までかっ飛ばしてきた。
もう、「曜日シバリ」から解放されて、のんびり過ごせる山間の小さい町。車窓はアンデス山脈を感じさせる乾いた大地と広大な丘陵。
小奇麗な旧市街。思ったよりインフラが整っているエクアドル最初の町。普段は、静かな町だが、
お土産エリアや地元民生活用品ストリート、生きているまま売られている食用虫、アルテサニア系と我が家が勝手に呼んでいる手工芸旅商人(アルゼンチン人多数)などなど、てんこ盛り盛りな内容の土曜。
白いレースにカラフルな刺繍が施されている乙女なブラウスに、黒い布の腰巻スカート。
男性は、白いハットに、白いパンツ、ジャケットは忘れたわ。。。笑
浅黒い肌と、モンドロイド系の顔つきは、パッと見、チベット。
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そこから、さらにバスで2時間。エクアドル首都「キト」
この間に、赤道を越えてたらしい。寝てたからわからない。(笑
標高2800mt程。坂の多い旧市街は、息が切れる切れる。
世界遺産登録最初の町らしく、町中に教会や修道院が溢れかえっていて、
ちょうど、ゴヤとダリの展示会なども行われている。
どうやら2011のアメリカ大陸文化的首都に選ばれているらしく、毎日どこかで音楽やら芸術が盛んな頑張っている感を感じる町歩き。
キトから22KMの太陽の道(赤道)博物館で、赤道の本物のラインを跨ぐ。赤道上の不思議な地球の力を利用した実験も体験させてもらい、生卵を釘の上に立たせた。証明書までもらった。
「First world heritage town @ Quito in Ecuador」

さて、首絞め強盗で有名な「キト」の街では、サンフランシスコ教会横、広場と旧市街を見渡せると言う安宿に滞在。
立地条件だけは、5つ星な安宿(今は一人4ドル、嘗ては0.5ドルだったらしく、世界最安宿との伝説宿)の最上階のコーナー部屋が、運良く空いており、滞在に色を添えてくれた。
今も尚、値段的にもある意味5つ星なこの宿。
旅人には、「泥棒宿」としても有名で、世界各国から変人旅人が集り、連日満室。
この状況で、最上階の一番ステキ部屋が、空いていた事は本当にラッキーだった。
上の絵は、この部屋から描いた。
世界中から集る変人旅人を切り盛りするスタッフは、ハッピーな変人で、この絵を喜んでくれた。
緊張の連続だったが、無事で面白い滞在となったエクアドル前半。
南米、旅しやすくて、旅感があって、魅力的な大陸。


♪旦那の音ブログ。音楽で世界を旅する。
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「maitreya」
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by laidbacktrip | 2011-12-20 09:01 | エクアドル