カテゴリ:キューバ( 7 )

「エコな酒池肉林カーニバル」



今、ベラクルス州。メキシコ人青年の家にホームステイ中です。
先住民インディオのシャーマンの住むジャングルへ連れてってもらう予定。
これにて、キューバ日記最終章です。
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第二の首都、通称「サンチャゴ」は、キューバの革命の引き金となった1953年7月26日、カストロやゲバラ達がモンカダ兵営を襲撃した地。
映画「ブエナ ビスタ ソシアル クラブ」発祥地でもあり、映画に登場したミュージシャンが活躍している音楽場「カサ デ ラ トローバ」を中心とし、
嘗て栄えた名残が斜陽感を漂わせ、スペインコロニアル建築物のデコラティブさが、その陰影を映し、
建物の隙間から熱帯気候の緑濃い低山が見え、港景色が見え、地下からJAZZが聞こえて来そうなニューオリンズの様な裏路地、路面電車の跡残るリスボンの様な坂道の旧市街では、至る所で音楽が楽しめるバーやカフェが充実し、さらには、公園、道端でも演奏している、という朝から晩までトコトン、キューバ音楽に出くわす町。
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町全体がライブ会場。生音楽に溢れかえっている!
しかも、プレイヤーの年齢層もレベルも高いから安心して音に身を任せていられる。さすがソン(アフリカとヨーc0158636_352423.jpgロッパの融合音楽)の故郷。
キューバ人の生活に沁み込んだ音楽、イメージしていた雰囲気が、最も凝縮されている素敵な地。黒人率が上がり、人もさらにオープンマインド。c0158636_3542846.jpg
路上の音楽を聴いていると、どこかの国の様にバクシーシやチップを請求されるのかと思っていたけど、この路上音楽家達も政府公認(?)社会主義だからかプロ意識からか、一度も小銭を請求される事がなかった。むしろ、「次回は、あそこの公園でプレイするからおいで!」とか、「今から俺がプレイするから、ちょっと座って聞いてってくれ!」とかフレンドリー。
音楽が、好き好きでしょうがない!って感じがして、なんとも楽しい町。

こんな大絶賛な「サンチャゴ」で、キューバ最大のカーニバルが革命記念日を挟んで1週間。7月21日~27日。
経済資本主義国のカーニバルや祭りは、何かしらのメディア媒体で見たことがあるけど、社会主義国家の経済破綻スレスレのラテン島のカーニバル。

カーニバル漬けの1週間。
昼間の暑い時間は、「カサ デ ラ トローバ」や「カサ デ ラ トラディション」へ、ゆ~ったりとしたソンに耳を傾けに出かけた。

たまたま隣に座った黒人のおじさんが、サンチャゴの音楽や文化を取り仕切るマネージャーで、日本のキューバ音楽界とも交流があるらしく、ハバナクラブをご馳走になり、キューバコーヒー豆をお土産に。
旅友人がオススメの「カフェ ベン」日陰の少ない旧市街歩きの休憩カフェに相応しく、冷房が効いていて清潔感もあり、
「ダイキリ カフェ」(アイスコーヒーにラム酒)が、LAIDBACKな昼下がりに打って付けだった。

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c0158636_465561.jpg(写真上:家族に手紙を書いたけど、無事に届くといいな~。写真右:サンテリア宗教の祭壇。お地蔵さんみたいなユルキャラ。マラカスと葉巻がお供え。)
さすが、キューバ最大のカーニバルと言うだけあって、夏休みのキューバ人やヨーロピアンなど観光客がドッとこの地に詰め寄り、数多いCASA(民泊)も満室、祭り価格に跳ね上がり予約が殺到していて、なかなか宿探しに苦労した。結局、3軒のCASAを毎日移動したが、最終的には新市街の静かな閑静な住宅街。とある政府公認CASAのおじさんの知人の家。
だから、闇CASAなので、公には言えない宿だったけれど、この家族は外国人を泊めた事がなかった様子で、ものすごい手厚いお持て成し、毎朝食がサービスで出され、雨で外出できないだろうと気を使ってくれて、夕食までサービスしてくれた事もあり、あまりの心温まる親切さだった。
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カーニバルが行われるマルテ広場から東の大通りは、もちろん歩行者天国。両サイドには、階段上に観覧席が設けられている。
気の抜ける手作り感たっぷりなカーニバルのキャラクターがお出迎え。
その横には、巨大タンク車。「セルベッサ(ビール)」って書いてある。ビールがタンク車で、町中のカーニバル会場を回っている。
カーニバル以外にも、路上の各交差点がダンスフロアー化した通り、ステージが町のあちこちにあり、そこらじゅうでタンク車を見かけた。
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浴びるように飲むとは、この事だ。
ビールが、ガソリンとか言う人がいるけど、この国は、ガソリンタンク車にビールが入っているから本気。
缶ビールやビンビールじゃなく、みんな各々容器を持ってビールを買っている。
日本のエコなフェスで行っているマイカップとかいう運動を、おしゃれでもブームでもなく、地で行っている。
この容器も、インドのトイレで使うあの取っ手の付いたプラスチックカップ。
西アフリカでのカフェスタンドで激甘カフェオレを飲むときの、あの取っ手の付いたプラスチックカップが、ビール用として路上で売られている。(10モネダ?)c0158636_4244747.jpg
大人はそのカップの取っ手を、ジーンズの後ろポケットに引っ掛けて、どこでもビールが飲めるようにと持ち歩いている。
そのカップが無い人は、空きペットボトル1.5Lの上の部分を切り取った手作りマイコップ。何度もビールを買いに行かなくてもいいように、仲間で飲めるように1L単位で並々とタンクからビールが注がれている。5Lのペットボトルにビールを入れて自転車に乗っている人も見かけた。
すさまじい量のビールがこのカーニバルで消費されているのだが、このビール国産。
クリスタル、ブカネロ、マヤド、キューバ国産ビールの内のどれかわからない。価格は、650mlくらいで3モネダ。12円。
世界で、一番安いんじゃないかと思う。
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そして、ひたすら踊る。
ひたすら踊っている。
歩き始めた子供の英才教育から、お年寄りの体力作りまで、爆音のスピーカーを前にして、笑顔で、仲間で向き合い踊っている。
カーニバルの観客も、自分がステージに立っているかの如く、踊る。踊る。踊る。ダンス。ダンス。ダンス。
ちょっとでも音が聞こえたら、腰でリズムを刻む。お尻を振る。けして、足先や首でリズムを取るなんてしない、座っていても音と共にお尻が動いてしまうラテン細胞。
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路上の各交差点がダンスフロアー化している道を歩くと、レゲトンの交差点、サルサの交差点、ルンバの交差点、流行の歌の交差点などなど、交差点がブースわけされているから、フジロックもびっくりな規模。もちろん祭りなので町中どこでもフリー。デカイスピーカーに、VJまで付いてる交差点もある気合の入れ様。
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挑発的な発情セクシーダンス、オバちゃん達がイエイイエイ輪になり、回転技決めまくりのプロ級サルサ、なにがなんだかわからんけど野性的、ラテン魂凄まじい。
爆音で早いビートの曲でも、葉巻銜えたおじいちゃんが踊っていたりするから、本当に枯れる事なき老な姿に驚かされる。

露店商も見もので、それは今買わんやろ?的な水道官の繋ぎの部分とかが、安そうな金メッキのアクセサリーの横に並んでいたり、陳列されている品数は少ないが面白い、祭りモード全開なんだろうけど、それらしくないラインナップ。
屋台メシは、肉。肉。肉。豚。豚。豚。ぶーぶーぶー。
カーニバルとは、謝肉祭。
元々、野菜伝統料理などもないキューバ食文化は、豚肉 ON THE ライス!鶏の唐揚げ!付け合せのサラダは、キューリの輪切り2枚だけ。
旧市街を歩けば、音楽に出くわすか、鳥のから揚げ臭に出くわす。路上ライブ音楽。路上ライブ揚げ物。
カーニバルの屋台通りは、サンドイッチの具として豚の丸焼きド~ン。写真を撮っていたら、「俺のカキ氷屋も、撮ってくれ!」ってね。
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我が家も、大通りのメイン会場カーニバルの観覧席に座って見ることにした。
頑張ってる感、創意工夫が感じられるパレード。リサイクル品手作り電光トラック。
キューバ人席と外国人席と分かれていて、場所によって値段が異なり、外国人用席桝席へ。
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ブラジルの有名なリオのカーニバルのメイン席はチケット争奪戦で1席2万円と聞いた事があるけど、キューバはあっさり並ばずその場で買えちゃう外国人用席桝席は5CUC(400円)で、最前列カブリツキ席。
電灯少ないキューバの町並みに、煌々と光る電飾のエレクトリカルパレードならず、エロトクリカルパレードは、電飾よりも露出度の高すぎる女性達に目を晦まされた。
気がつけば深夜2時回っている。何時までやるのかわからないけど、アッパーなラテン音楽とカーニバルの雰囲気に興奮しすぎて、朝まで身が持たないので帰ることにした。
翌朝、8時に目が覚めたが、どこかからラテンな音楽がまだ流れていた。
これが連日連夜、1週間続いた。
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by laidbacktrip | 2011-08-20 02:14 | キューバ

「明日はカーニバル!カマグアイ~サンチャゴ デ クーバ 」

今、メキシコのベラクルス州を旅してますが、日記はまだまだキューバ編です。
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長距離移動の中継地点、「カマグアイ」には1泊だけステイした。
なぜなら、明日がいよいよ待ちに待った「カーニバル@サンチャゴ デ クーバ!」だから。

ちょっとお洒落なオープンカフェやレストラン、ギャラリーが、カテドラル(教会)前の広場にある町「カマグアイ」で、一件のレストランへ。
メニューに、ずら~っと書かれている料理の半分以下しか出来ないと言われる(他国でも良くある事だけどね)
しかし、卵料理が出来ないと断られたのに、注文した御飯の上に薄焼き卵焼きが乗っていた。
こういう、ハテナな事にキューバでは良く遭遇する。これがキューバの愛嬌。
例えば、「ハム&チーズ」サンドイッチ。「チーズ&卵」サンドイッチ。これらは出来るけど、「ハム&卵」サンドイッチは出来ません。
A=B(ハム&チーズ)。B=C(チーズ&卵)。だからA=C(ハム&卵)。日本の中学校で習った方程式だけど、これはキューバには無い。

さて、
「カマグアイ」~「サンチャゴ デ クーバ」まで、300km以上あり、ビアスル会社バス(観光客用)だと5~7時間。
もうここまで観光客用バスを乗らずに来れてしまったので、「サンチャゴ」までも「観光客用バスに乗らないシバリ」で行ってみよう。
今日(7月21日)から「サンチャゴ」は、革命記念日カーニバルが始まっている。今日中に着きたい。
このカーニバルの時期に合わせて、キューバ入りしたんだもん。キューバ旅の本命「サンチャゴのカーニバル」
その割には、「カマグアイ」を昼12時に出発してしまった暢気な我が家。果して着くだろうか。。。


今日も暑い。日差しがキツイ。バックパック背負って、片言スペイン語でヒッチハイクを試みる。
我が家の今日も目的地は300km先の「サンチャゴ デ クーバ」 
遠すぎる目標なので、一発ヒッチは無理だろうと、まず100km先の割りと大きめな町「ラス ツナス」まで。
全然、どのバスやカミオンに乗ったら良いのか解らなくて途方に暮れる。。。
ヒッチハイクの車も全く停車しない。暑くて逆上せそうだよ。
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一台のカミオン(乗り合いトラック)が来た。
ここから40km先の「シバニク Sibanicu」まで行くと言うのでモギリと値段交渉し、2.5モネダ(6円)でとりあえず駒を進める。
きっとこんな僻地の田舎町に,日本人どころか観光客なんて来た事ないだろうな~。警戒心と好奇心の眼差しが篤い。

「Sibanicu」ラテン国の田舎の小さなバスターミナル。
外国人に慣れきってない親切でお節介な人々は、小さくてコロコロ太ってニコニコしている。
どうにかして、この日本人を「サンチャゴ デ クーバ」まで、今日中のカーニバルに間に合わせようと、躍起になってバス会社職員にまで駆け寄ってくれる。
「キューバ人だと幾らでいけるぞ!彼らも同じ価格にしてあげてくれ!」とかまで、バスのスタッフに言っちゃうオジちゃんやオバちゃん達。

しかし、このマニアックな地には、当然ビアスル(観光客用バス)は停車しないので、乗るならアストロ(地元民用バス)しかない。
そして、親切なお節介焼きの地元民や人の良いバススタッフの配慮により、無事に「ラス ツナス」行きのアストロ(地元民用バス)に、キューバ人価格で乗れた我が家に向かって、
最後の最後まで、バスターミナルの人達が手を振って見送ってくれた。

こんな事って、今まで旅した国であっただろうか?
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心温まるキューバ人達に見送られ、冷房の効いた快適なアストロ会社バスに揺られ、熱帯地方の絡まるように生茂る草木の緑濃い田舎景色を1時間半ほど走り「ラス ツナス」到着。
特に特徴もなさそうな田舎の交通の要所の町。
本日の目標どころか、このキューバ旅の目標地「サンチャゴ デ クーバ」まで、まだ200km以上もあるのに、すでに夕方7時過ぎ。。。
しかも、雨が降ってきた。薄暗い天気、ヒッチハイクどころでは無い。通る車も少ない。今日中に到着難しくなってきた。

このバスターミナルには、観光客用バス「ビアスル会社」のチケットカウンターがあるので、地元民用「アストロ会社」のバスにも乗れない。
もう、地元民用の公共交通機関はないだろうか。
「観光客用バスに乗らないシバリ」を解いて、ビアスル会社(観光客用バス)に乗って、今日中にカーニバルの目的地まで行こうかと。
目的は、移動手段じゃなくて、カーニバルに間に合う事。
バス出発時間は、夜9時過ぎ。それまで待ちぼうけ。
人のごった返すバスターミナルにいるよりも、雨で洗われた新鮮な空気が吸いたくて、外の雨宿り出来る場所に立っていた。
すると、1台のカミオン(乗り合いトラック)が少し離れた場所で停車し、地元民が乗り込んでいるのを旦那が発見した。

雨の中、走ってカミオンまで近づき、行き先を確認すると「バヤモ」という「サンチャゴ デ クーバ」までの、途中地点。
ここまで行けば、本日の目的地まで残すは100kmくらいとなる。
繋がった。
もう、辺りは真っ暗。トラックの荷台の鉄の箱に乗り込む。
夏休みの帰省客だろうか?扇風機を持ったり大きな荷物を抱えてる家族など、雨の中、乗客の熱気と湿度でテカテカに光った顔が並ぶ。
満員の乗客の間を、体を擦りながらモギリが運賃を回収し歩く、回りの乗客が20モネダ(約80円)支払っているので我が家も同じ料金を支払う。
向き合って座っている前のオヤジは、10モネダのみ。
モギリが「後、10モネダ」と請求したが、オヤジは、「俺の生活では、10モネダ支払うのに精一杯だ!」と言った様で、これも受け入れられるラテンな懐。
このトラックの荷台は、効率よく大人数を軽負担で運べるようになっている。別名「奴隷バス」。
7メートルくらいの荷台の鉄の箱には、前と後ろにドアがあり、横の鉄の壁に腰掛けられる様に、鉄の座席(?)ベンチが付いている。
窓は、ガラス無しでちょうど顔の高さ。雨も風もしっかり入ってくる。
この窓には大雨の時にビニールシートの緞帳幕風が下りる場合もあるが、無い場合は降り込む雨で座ってられず乗客全員スタンディングオベーション。
さらに良く出来ていると感心させられる点は、この座席の前に机のような鉄のベンチがさらに付いていて、此処にも座る事が出来る。
段違い平行棒のような鉄のベンチ。限られた空間で沢山の人が座れる様に工夫されている。
一つ気になるのは、壁側のベンチへ行くときに、机型のベンチを跨がなくては行くことが出来ない点がラテン。
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みんなで一緒に一列になって並んで座る。社会主義を肌で体感。真っ暗闇のカミオン(乗り合いトラック)に乗るとは思わなかった。
雨水を弾き走るタイヤの音。唸るエンジン音。乗り心地は、トラックの荷台そのもの。
向き合ったシート。鉄のバーを掴んだ手は、サビの臭いがする。
暗い鉄の箱の中、黄色い電気が満員の乗客の顔を照らす。黒人や白人、幅広い混血人種が並んでいる。
疲れた顔や期待感の顔、我が家にウインクするラテンな顔。好奇心が故に凝視する顔。目が合いそうになるとパッと視線を逸らす顔。
途中、止まった田舎町。ガラスの無い窓から小さな灯の商店の店主に向かって大きく手を振る乗客。久しぶりの帰省、友人との嬉しい再会だろうか?
そんな状況を見て、乗客の顔が綻ぶ。
なんだか、映画みたいだ。現実感たっぷりなのに、こんな世界がまだあるなんて!と思わせられる、現代的で無いモノクロでスローモーションな夜。

そして、「バヤモ」に到着。夜10時過ぎ。今乗ってきたカミオンは、本日の最終便(臨時便?)だった。
ちょうど、夜11時発「バヤモ」~「サンチャゴ デ クーバ」行きの、ビアスル会社バスが来る。
最後の残り100km「シバリ」を解いて、今日中に目的地に着く事にした。

カーニバル初日の「サンチャゴ デ クーバ」到着。夜中の1時過ぎ。
とても深夜とは思えないほど、道には人が溢れかえり、電飾が煌々とし、ラテン音楽が爆音で流れ、人々の興奮が年に1度のカーニバル週間の幕開けを演出していた。

移動疲れで到着した知らない夜の町。カーニバル開催真っ只中。
人々の熱気とカーニバルの祭りモードの中で、バックパックを背負って宿探し。。。
旅人が、こんな酷な思いをしないようにと、ちゃんとバスターミナルには宿やタクシーの客引きが沢山いて。(笑
キューバの客引きは、一人がお客の相手をしている時には、他の客引きはドヤドヤと横槍を入れてこない、実に礼儀の良い人達。アラブやマサラの客引きに爪の垢を煎じて差し上げたいよ。道を尋ねても、適当なその場凌ぎな発言は無く、親身になって答えてくれるキューバ人達に感心させられていた、が。。。

客引きにタクシーの手配も任せて向かった宿は、闇CASA(政府非公認民泊宿)だった。
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2011・7

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by laidbacktrip | 2011-08-19 03:15 | キューバ

「ほぼヒッチ。救急車に乗る。シエンフエゴス~トリニダー~カマグアイ」

「シエンフエゴス」は、フランス風コロニアル建築、ヨーロッパよりも綺麗な歩行者天国。1時間もあれば歩いて回れる碁盤の眼の町。海沿いなのでビーチも夕日ポイントもある。
キューバ人の家族や友達同士など、わんさか集まっていて、木陰には必ず「ハバナクラブ」の瓶が転がっているのがキューバのピクニック流儀。
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夜な夜なライブを渡り歩いた。キューバの旅は、音楽漬けにしようと意気込んでいた。
一番衝撃的だったのは、有名アイスクリーム店「コッペリア」の裏にある、音楽場「サロン デ ミネルバ」
昼間に旦那が偵察に行った時(嫁は、発熱で1日休み)には、看板もなく、扉が完全に閉まっていて、ここがサロンなのか全くわからなかったのだが。

c0158636_257540.jpg夜10時、キューバのご老人達が、ご老人達のライブ演奏により、ゆ~ったりとボレロを踊っていた。優雅というかユルユルな踊りと社交場なのだが、我が家。。。入れない。。。
1CUC(80円)支払えば入場可能なのだが、外の通りから中の様子を眺めるかぎりでは、金を払えば入れるという雰囲気では無い。一見さんお断りの空気を感じる。
たとえ入ったとしても、土足で人の家に上がる様な違和感と緊張感が漂い、確実に場の空気を変えてしまう存在だろう。
近所のご老人達が楽しみにして通っているであろう踊り場、積み重ねられた歴史と燻しギンの雰囲気を壊すわけには行かないので、この映画の様な情景を、我が家は柵の外からしばらく眺めてさせてもらっていた。本当にご老人達が楽しそうに目を輝かせて、夜10時も回ったというのに踊っている。
皺皺な男女が向かい合い手を繋ぎ、シャンと背筋を伸ばしてニコヤカに踊る、まなざしは真剣、ステップはユルユル。
サルサが踊れる様になり、60歳すぎたら、また此処へ来よう。

この国の平均寿命77歳と言うのは、無償医療制度プラス踊りの文化なのだろうと思う。
結婚離婚は、3回が当たり前だというキューバ、それも頷ける。そんなキューバのご老人達の背中を見て、若者も生きている。
家のリビングでは、家族がテレビを見ながら、ロッキンチェアーでユラユラ揺れている。どこの家も通りから覗くと、子供も大人もユラユラ揺れている。
キューバ国内、どこの家族も全く同じデザインのロッキングチェアーだった。政府からの配給家具だろうか?


さて、「シエンフエゴス」~「トリニダー」 約80km東へヒッチハイクで向かう事にした。
カトリック教ベースのキューバでは、日曜は安息日。ヒッチハイクは、車が少なく難しいだろうと、通りで会うキューバ人達に言われる。
宿の娘に教えてもらったヒッチポイントまで、市バスで行くのだが、行き先のバスの番号もわからず。。。スペイン語も片言。。。町外れまで出るのに苦労する。
地図を見て方向を定めて乗ってみたバスが違う方向へ曲がってしまい、次のバスストップで降りて、また振り出しまで歩いて戻る。。。
大雨が降ってきた。雷も鳴っている。
見ず知らずの家の軒先で雨宿り。すると家の主人が椅子を出して来てくれた。キューバ人の思いやり嬉しい。
そういえば西アフリカのマリでも椅子出して来てくれたな~。西アフリカ回帰、黒人スピリットは温かい。
そして、ヒッチポイントまでのバスも教えてもらい、乗ったら、また違った方向へバスは行き。。。降りて歩いて戻って。。。まただよ。。。こんな事何回繰り返せば良いんだ。。。
なかなか、たった6km先の町外れ、ヒッチハイクスタート地点にすら辿り着けない。
今日中に「トリニダー」へ行けるだろうか?唯でさえ難易度高い日曜日なのに。。。
「ヒッチハイク出来なかったら、家へ戻っておいで」と言ってくれた、CASA(民泊)のブラックアフリカンのおかあちゃんが浮かぶ。。。

何度か何度か間違えたバスに乗りながらも、ヒッチハイクのポイントまで来た。雨も止んだ。晴れた!
よぉ~し!と、気合を入れなおす。
75kmくらい大した距離じゃない。
西サハラをヒッチハイクで越えた変な自信が、行ける!と言う。

雨宿りをしてた人達がどこかから沸いてきて、ヒッチハイクポイントの交差点には、10名以上のキューバ人。
日曜だというのに、みんな賭けるね~。(笑
思いも寄らぬライバル出現で、バックパックを背負ったアジア人の我が家は車に乗せてもらえるだろうか。。。と、さっきまでの自信はなくなり、あっさり不安になる。
しかし、思いやり大国キューバの人々は、我が家を先導してくれて、すぐに来たジープに乗せてくれた。
同じ車に乗ったキューバ人と途中で降りて、また次の交差点で親指プレイ。
ヒッチハイク誘導員のいないし日曜休みか?
コレ普通のヒッチハイクやん。
(後から知ったが、ヒッチハイク誘導員は、一般車両にはなかなか乗せず、空きバスやトラックに乗せるための人だった)

しかし、スペイン語勉強不足&地図が無いので、一体、ここはどこ?
すると1台のバスが止まってくれた。運転手が、酷く片言の我が家のスペイン語の話しに耳を傾けてくれて、「トリニダー」行きのヒッチポイントまで乗せてくれた。
運賃も払うこと無く、バスをヒッチハイク。
西アフリカ並みのボロボロのバス。動いている事が奇跡なバス。
快適な地元民&観光客用バス「中国宇通バス」導入前は、こんなバスが現役で(今も)動いていたんだろうな。
そういえば、西アフリカの「ガーナ」も「中国宇通バス」だった。中国製品が一切輸入されて無い国って存在するのだろうか?

放牧された馬の親子、青々しく生茂った牧草地帯、ブルガリア~ルーマニアのヒッチハイクを思い出す牧歌的景色、派手な色したクラシックカーがたまに過ぎ去る。
教会を囲む町をちょっと過ぎれば、広大な田舎が広がる。
それにしても、たった10kmの移動。ここまでの道のり、どんだけ時間かかったよ。。。
今日の目的地「シエンフエゴス」まで、71kmと看板に書いてある。その横にバックパックを降ろして「親指P」開始。
海焼けでもなく、山焼けでもなく、ヒッチハイクで日焼けしてるよ。(笑
2007年旅発つ時に、友人がプレゼントしてくれた折り畳み傘を日傘代わりに使い(キューバ女性スタイル)、出発前の遠い記憶が蜃気楼に映るほど暑い。

1台のスポーツカーが止まった。4人乗れると言う。全員駆け寄る。我が家は2人で5CUCだと、足元見られた金額だ。外国人ヒッチハイクは、100km1CUCが相場だ。
まだ、日は高い。日暮れまで時間はある。
次の流れに乗ろうと貴重な1台をお断りして、また道端で立つ。2時間経過。暑い。

すると、赤いランプをつけたワゴンが来た。
警察か?乗れるのか?乗ったら捕まるのか?
運転手が「来い」と招くので、乗る事にした。
なんの車か、わからないまま乗っていたが、一緒に乗り込んだキューバ人青年が救急車だと教えてくれた。
ヒッチハイクで救急車に乗れるのは、キューバだけでは無いだろうか?さすが政府公認ヒッチハイク交通機関。
車内が救急車だと判断できるのは、上の手すりに引っ掛けてある包帯一つ、今腰を下ろしている茶色の担架のみ。
シートの配列が縦なのだが、西アフリカでは普通だったので違和感無く乗っていて、救急車であることに気がつかなかった。
日本からも医学生が学びに訪れるというキューバの医療教育らしいが、病んだ時に、この救急車で運ばれたくないほどボロボロさ加減だった。
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もう「トリニダー」まで道は1本。運よければ一発ゴール。
この風光明媚な熱帯地方の田舎の交差点(もちろん信号無し)には、20名くらいヒッチハイクしてるキューバ人がいる。
ヒッチハイクがメジャーなキューバと言いたいところだが、実は地元民バスの本数も1日1,2本しか無く、常にチケットはキャンセル待ち、観光客用も高額で乗れない現状がヒッチハイクの背景にあり、キューバは交通機関が問題だとキューバ人がつぶやいていた。(この後に行ったサンチャゴからハバナ行きの地元民バスは、キャンセル待ち900名と掲示板に書かれていた。。。)

1台のセダンのレンタカーが来た。運転席、助手席には西洋人カップル。後部座席にキューバ人警備員2名。
救急車仲間のキューバ人青年が止めて、警備員2名が乗るセダンの後部座席に、彼は乗った。これでセダンは満席なので、我が家は彼を見送る事になった。
「また、どこかで会おう!」と手を振る我が家に、このレンタカーの運転手の西洋人が「君達、ハバナのカジェ ホン デ ハメル」で見かけたよ、と。
「日本人が珍しいところにいるな~と思ってたけど、またこんな交差点でヒッチハイクしているなんてビックリだよ。
でも車は満席で乗せられないんだよ。また、どこかで会えたらいいね!」と、話している間に、
後部シートの青年と警備員が、何やら話しをしていたらしく、なんと警備員2名が我が家に、この後部シートを譲ってくれる事になった。
若干強引気味のキューバ人青年が何を話したかわからないけど、炎天下の中、2時間待って救急車に乗ってきたヒッチハイク連帯意識がキューバ人青年に芽生えたのか?
快適で優しいフランス人カップルのレンタカーで、「トリニダー」へ。
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「トリニダー」世界遺産のコロニアルな町並み。石畳と坂。観光地だけどゆっくりした雰囲気で、丘の上の町だから遠くまで見渡せる景色と風が心地よい。キューバの宗教「サンテリア」の教会も見学させてもらえた。「月の満ち欠けと自然に感謝するので、日本神道に似ているんだよ。」との話だった。
旧市街の中心地「カサ デ ラ ミュジカ」や教会のあるエリアでは、毎晩フリーでサルサ音楽が演奏されて、旅人やキューバ人が200名以上が踊っている。
我が家も、大人数に紛れて生演奏の前で、人生初のサルサデビュー。基礎ステップを知らないので、見るに耐えないダンスだったが。。。楽しかった。
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サルサダンスは社交場。
此処で再び、フランス人カップルに遭遇した。
この展開から、次の町「カマグアイ」までも彼らのレンタカーに乗せてもらえる事に。
ロンドン在住のベトナム人女性も、友達になったので、5人でレンタカーの旅が始まった。
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2011/7


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by laidbacktrip | 2011-08-18 02:34 | キューバ

「何がなんだか、わからんバス。マタンサス~シエンフエゴス」

今、メキシコのタバスコ州を旅してます。朝からwiiなメキシコ人、ゲーマー&アニメオタクのお宅に、ホームステイ中です。もちろん朝食のテーブルにも、タバスコで、アッパーライフなメキシカン。日本のサブカルチャーを手作りナチョスと共に教えてもらっています。
日記は、まだキューバ前編です。
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観光客用のバスに乗らなくてもキューバ国内は移動可能な事を体感してしまい、
さらに次の目的地「シエンフエゴス」までも、何とかローカルバスで移動できるんじゃないかと、変な自信を胸に、「ビアスル観光客用バス乗らないシバリ」 (笑

そして、観光客が移動できる手段は、「マタンサス」~「シエンフエゴス」直通のバスは無く、一度キューバ最大のリゾート「バラデロ」へ行って乗り換え。
しかも「バラデロ」~「シエンフエゴス」まで約200km、17CUC(1400円) これじゃ完全に観光客ルートトラップ。。。そうじゃなくて地元民用の交通手段情報が知りたいのだが。。。なかなか観光客相手に教えてくれないと言うよりも、まだまだ片言のスペイン語なので、詰めた話が出来ずにいる。
とりあえず、途中の「コロン」と言う町まで地元民用バスで35モネダ(140円)という情報を、モネダピザ屋のスタッフに教えてもらったので、この情報だけでとりあえずバスターミナルへ翌朝行ってみる事にした。


タクシーの客引きをお断りして、バスターミナル内へ入るもののチケットカウンターにスタッフの影が無い。(チケットカウンターは、裏手にあったらしい)
バスの行き先も出発時間の情報もわからず困り果てていたところに、バス会社と思わしき制服を着たおじさんに声をかけられた。
「どこ行くの?」
とりあえず、地元民用バスの乗り換え地点「コロン」と言って見た。
「10CUC(800円)で乗せるよ。」と制服のおじさん。
「高いよ。35モネダでしょ?安くしてくれなきゃ乗れない。」と、キューバの公共交通機関で金額の交渉をすると思っていなかったので意外だったが、
それよりも、長旅で染み付いた値段交渉のやり取りが、躊躇する事も無く咄嗟に出てしまうバックパッカー気質になっている自分達に、残念だが笑えてしまった。

出発まで30分あったので、この交渉は保留にし、腹ごしらえで朝食。
「パン コン トルティーヤ(卵焼きサンドイッチ)」、「カフェ(エスプレッソコーヒー)」、「フゴ デ ナチュレ(生フレッシュフルーツジュース)」を近くの軽食スタンドで。
キューバ人は、朝エスプレッソを飲む。ピザやパニーニを食べる、意外にもイタリアンな食文化。(出会ったイタリア人曰く、キューバのピザは食べられない。だそうだ。)
日本語で会話する我が家に向かってイタリア語か?と聞かれたのは一度では無い。
そんな立ち朝食を取っていると、さっきのバス会社の制服おじさんも、気がつくと隣でエスプレッソしている。
ひょんなタイミングで、エスプレッソ仲間になり、先ほどのバスの金額が半額になった。

そしてさらに、そのバスに乗ろうとしたら行き先のプレートが「シエンフエゴス」になっているではないか!
直通バスだった。もう途中の「コロン」で乗り換えしなくても、このバスで今日の目的地まで行ける。ありがとうエスプレッソ。
しかも良く見たら、地元民用長距離バス「アストロ会社」 
噂では、キューバの学生証がないと乗車できないと聞いていた地元民長距離バスに乗れる!
「シエンフエゴス」まで、5CUCで乗せてくれると交渉。
値段設定は、よくわからないけど。。。地元民価格にしては高いが、観光客価格の3分の1以下。学生証が無い場合は、観光客バスと同額と聞いていたが。。。わからん。
このチケット代は、制服おじさんのポケットマネーにでもなるのかと。最初は思っていた。

冷房が良く効く、快適なバスはキューバ人で満席。西アフリカ、ガーナでも見かけた中国製のバス宇通。
最初、アジア人顔の我が家が地元民用のバスに乗り込んで、異物でも取り扱うかの様な警戒心剥き出しの顔をしていた乗客たちも、
隣の席の家族が仲良くしてくれたのをきっかけに、グットラテンバイブレーションが車内に伝わり、仕舞いにはバスの休憩ではパイや飲み物をご馳走してくれるほどだった。
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さて、このバス、地元民用「アストロ会社」だったので、やはり外国人はキューバの学生証を持ってないと乗車できない事が途中のポリスチェック(?)で判明。
我が家、もちろんキューバの学生証なんて持ってない。。。さぁ~どおなる我が家。。。正規のバスチケット料金でも無いし。。。
チケットのモギリと運転手が相談している。満席のキューバ人達も、その様子を伺っている空気がバスの車内に流れる。

今まで旅したの社会主義国「ベトナム」だと、こんな展開になったら、さらに追加料金を吹っかけて来るか、降りろ!と言われるだろう。(ベトナム北部。積雪でルート変更させられて、挙句の果てに追加料金を請求、運転手とモギリに怒鳴られた経験あり)
c0158636_2293921.jpgキューバでも、追加で結局、観光客用料金を請求されるだろうか?どこだがわからない土地に途中下車だろうか?
しかし、ここは底抜けにラテンな人が良い国キューバ。仲良くしてくれた家族もフォローしてくれたようで、
制服おじさんとモギリのバス会社自らが、なんと!我が家のチケットを偽造して小細工し、途中の違う町から乗車した様に帳尻を合わせ、見事ポリスチェックをかわし、(と言っても、ポリスチェックもこの偽造を承諾している)
我が家には、なんの負担も無く、そのままバスに乗ってて良いよって。
こんなパターン初めてだよ。
今、持っているチケットは誰のための偽造チケットだか、もうわからんよ。
バスの制服おじさんと交渉した金額もなんだったのか、もうわからんよ。
思いやり大国キューバ。何がなんだか、わからんよ(笑

これで安心して「シエンフエゴス」まで行けると思った矢先に、バス故障。。。止まってしまった。。。(刺激多すぎ。。。)
これまた優しくて、代車待ちの間に、乗客のみんなが車外で休めるようにと、無理やり故障したバスを動かして、大きな木々のある公園の横に移動させ停車。
家から持ってきたであろう手作りのマンゴのフレッシュジュースを、待ち時間に飲みなさいと1Lもプレゼントしてくれ(濃厚で美味しかった)、仲良くしてくれた家族は歩いて去っていった。
2時間後に、代車バスが来たら、それに乗り換えて再び「シエンフエゴス」へ。

その間、最初はちょっと休憩気分で、公園の木陰で休んでいたが、やはりここはラテン国キューバ。
乗客にギター弾きがいて、歌い手がいて、公園の大きな木の下、日陰のベンチでライブ演奏が始まる。
喉かな田舎の公園に音楽が響く。
もう一生の内に、二度と此処には来ないだろう~と、誓える辺鄙な公園。目の前の道をクラシックカーがたまに通るだけ。
ゆったりした時間の使い方を知ってるな~。
諦めの境地がポジティブ。
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朝7時に「マタンサス」の宿を出発し、「シエンフエゴス」到着は、夕方5時だった。
200kmの距離を、結局10時間かかった。
急いでない。時間じゃない。
かかった時間分、楽しませてもらった。

2011/7

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ॐ嫁の蓮ジュエリー。穏やかな日々へ。どうぞ→「maitreya」
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by laidbacktrip | 2011-08-17 00:54 | キューバ

「キューバ。ほぼヒッチ。ハバナ~マタンサス」



今、メキシコのユカタン地方をヒッチハイク&ホームステイで旅してます。今夜はアフロアメリカンのおじさんのお宅で、美味しい手料理を戴きました。日記は、しつこくキューバ編が続きます。
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(写真上:現役クラシックカー達が映える旧市街)
キューバの東西に長細い島を、東へグルっと一周しようと言う事になり。
ルンバの故郷「マタンサス」へ。
ハバナから東へ100KMほど、青く輝く海、椰子の木が続くいかにもカリブ海な景色の道中。

まず、キューバ国内移動は、バス、タクシー、カミオン(乗り合いトラック)、ヒッチハイク。
そして、バスはおもに3種類。
①市バス。②キューバ人用長距離バス「アストロ会社」。③外国人用長距離バス「ビアスル会社」。
「ビアスル」バスは、もちろんCUC(外国人用通貨)支払いで高額、キューバ人は乗車不可って事になっている。
そして、乗っているのは観光客ばかりで、キューバ地元民の生活臭は無いだろう。。。これじゃツアーバスと変わらない。。。金銭的にも面白くない。

「アストロ」は、モネダ通貨支払いで激安。
しかし、この「アストロ」長距離バスは、キューバの学生証がないかぎり外国人は乗せてもらえないって事になっている。

キューバは政府公認のヒッチハイクポイントがあり、役人(?)の仕事としてヒッチハイク誘導員「アマリージョ(直訳:黄色い人)」もいる。
黄色い制服のヒッチハイク誘導員に支払手数料う1ペソ(乗せる側が支払う)は、ちゃんと政府へ支払われるというから列記とした公認ヒッチハイク。
しかし、ヒッチハイクポイントの地図があるわけでないので、どこが「親指P(ヒッチハイクポイント)」なのか聞き込み開始。
サンタクララ」の町までは難しいが、「マタンサス」までなら可能だろうと、「親指P」情報ゲット。
ちょうどキューバは夏休みに入ってしまったらしく(2ヶ月間)、ヒッチ人口上昇。。。
我が家のスペイン語レベルが低過ぎるし、「ヒッチハイクで、首都ハバナから抜けるのは難しい」とキューバ人達に言われる。

というわけで、ヒッチハイクは保険。
電車で「マタンサス」まで行く事にした。
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(写真上:バス。長過ぎ。どうやって旧市街の狭い道を曲がるんだろう??)

ハバナの対岸にある「カサブランカ」という駅から、「マタンサス」行きの電車がある。ハバナ駅からの列車に比べたらチケットも取りやすいらしい。
この路線は「ハーシー線」と言い、あのアメリカのチョコレート会社「HERSHEY’S」が奴隷労働と砂糖産業確保のために開設した路線が、今も尚そのまま名が残っていて列車でなく電車になったという歴史ある路線。100kmを4時間かけて走る各駅停車のドンコウ。ゆ~っくりとした田舎の車窓はきっとサトウキビ畑だろう。
運賃も外国人用ブルジョワなバスほどではなさそうだ。毎日、朝8時半から1日5本ある。そのうちのどれかには乗れるだろう。
さらに、この「カサブランカ」駅がある対岸までは、旧市街から船で渡るという、なんとも旅感溢れた移動。楽しみ楽しみ。と言うことで朝、7時にお世話になった宿を出る。

昼間の湿気と熱気に犯されてない、朝の気持ちよい清清しささえ感じる旧市街。
仕事場へ向かう足早やな人々も、ラム酒を抱えて抱き合うカップルも、同じ朝のハバナの景色。
宿から30分くらい歩いただろうか、バックパックの背中に汗が滲んできた。
ちょうど船が乗り場へ近づいてくるのが見えた。30分に1本の船。幸先いいタイミングじゃん。
船乗り場では、厳重な荷物チェック。飛行機よりも厳しい。ほんのすぐそこまでの距離なのに。。。

なにやら、2003年にこの船をハイジャックしてマイアミまで行こうとしたという海賊的な事件があったらしく、その事件後から、厳重な荷物チェック、ボディーチェックが開始されたらしい。
200mlの液体持込禁止に加えて、電子機器持込禁止。。。パソコン持ち込み駄目だって。。。30分くらい船に乗るだけなのに。。。あっちゃっちゃ~。。。
「駅の電車の時刻に間に合わないから船に乗せてくれ~!このパソコン全く問題ないよ~!」とラテンなノリで4人の警備員を言いくるめることが出来そうだったが、責任者が出てきて、駄目なものは駄目!と、追い返され。。。結局、船に乗れずじまい。。。
「カサブランカ」駅までは、市バスがあるからと言われてしまい、バス停まで歩く。しかし、バス来ず。。。1時間経過。。。

やっぱり、我が家はヒッチハイクする星の下なんだね。。。
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(ハバナの旧市街:フレッシュジュースカウンターの下。グアバ最高!)

ヒッチハイクポイントまでの、市バス乗り場までまたもや歩く。すぐ目当てのバス(No,400、0.4モネダ)が来た。キューバ人は、しっかりと並んでバスを待っている。最終尾に並ぶ。
込み合った旧市街の路地を抜け、海沿いの道に出た。バスの乗客は浮き輪をもっていたり水着だったりとビーチへ向かっているバスらしい。
ギュウギュウ詰めのバス。夏休みだから仕方ない。前方ドアと後方ドアに警備員も乗っている。ラテン音楽が爆音で流れている車内からはカリビアンブルーな海と空。

1時間くらい走ったところで終点。
終点エリアがヒッチハイクポイントだと聞いていたが、黄色い制服のヒッチハイク誘導員もいないし、そんな雰囲気も無い。
あれ?やっちゃったかな~?どこだ?ここ?
ただし、人がまたお行儀良く並んでいて、警備員がいる。聞いてみると「マタンサス」行きのバスが来ると。
ヒッチハイクポイントは、地元民用バス乗り場だった。

また最終尾に並んでみる。すぐにバスが来た。
あと距離的には半分以上あるし、このバス外国人乗車拒否されたらどうしよう?なんて思っていながらも、
回りのおばちゃんに「マタンサス」までいくら?とバス料金の価格を確認。20ペソ(80円)。
運転手に支払い、特に何も言われる事無く、ラテンヒップホップのPVが流れる地元民用バスに乗って、今日の目的地「マタンサス」に到着。
電車のつもりが、ヒッチハイクのつもりが、二転三転し、外国人用バスに乗らずに、来れちゃったよ。
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(ハバナからバスで1時間、名前忘れたシュノーケルポイント。自然の中にある秘境感あるビーチ。当てた)

「マタンサス」 ルンバの故郷と聞いて楽しみにして来たが、街角からは音楽が聞こえない。週末じゃないからだろうか。
CASA(民泊)は清潔でホテルの様、どこもレベルが高い。5件ほど聞き歩いたが、2人で20CUC(1600円)だった。マタンサスは少し高いとキューバ人が言っていた。
きっとここから約13km先のキューバ最大の観光ビーチ「バラデロ」が近いからだろうか。
通称「モネダレストラン」(地元民通貨CUP支払いで食べれるレストラン) 
BGMはサルサ、雰囲気の良いレストラン。キューバ人は食べないと言われる魚のソテー。旦那曰くカジキマグロ←たぶん。。50CUPモネダ(200円)
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(写真上:またもやハバナ旧市街。通りでバレーボールする青年達。走り抜ける巨大豚肉)

食べ終えた頃、レストランの前を子供がハシャイで走り去ったと思ったら、
軽トラックからバキューム見たいなホースを3本垂らして、道路を低速で走りながら、真っ白い濃い煙を吐き散らしている。。。
何事が起きたかと思っている瞬く間に、町中が真っ白の煙。車1台分の道幅の向こうの建物が白い煙で見えないほど。
慌ててレストラン店員が表のドアを閉めるが、趣のあるアンティークな古いドアの隙間からは白い煙がレストランに入ってくる。。。
臭い。何この煙?異臭だよ。薬物?
なんだ?身体に悪そうな煙、町中に巻いて正気か?日常か??
食事が終わりかけてるから良いものの。。。
前のテーブルで食事をしているご婦人は、怪訝そうにナフキンを鼻に当てている。
そうやら最近、雨が多くなったので蚊が増えたと。蚊や虫削除のための煙を町中に巻いているとの事。。。大惨事だよ。
家を締め切って、煙を焚いてゴキブリを退治するような商品が日本にもあった気がしたけど、あれを町単位でやっている。大胆だな。
たしかに、キューバ滞在4週間は、ほとんど蚊に刺される事はなかった。
快適と健康。どっちが良いのだろう?

そして、食事し終わった皿を下げる際に、店員が「食後のコーヒーはいかがですか?」って。。。こんな異臭の中で飲めないよ。
心の底辺が底上げされてるな、ラテンパワー。
さすがだよ。

2011・7(写真:結局すべてハバナ。マタンサスの写真無し)
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by laidbacktrip | 2011-08-12 09:18 | キューバ

「首都ハバナを歩く」

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返事は、「YES」ならウインク。
遠くから手を振れば、投げキッス。
握手をすれば、手の甲にキッス。
ドアを開け、女性を先に通すのは基本。
バスから降りる時には、バスの中で目が合ったおじさんが、手を差し伸べてエスコート。
通りすぎる時に、「ボニーター」と耳元で囁いてくる、おじいさん。

容赦なくラテンだな~。
日本も、植物みたいな男子じゃなくて、
2011寒い冬には篤き男!「ラテン☆男子」とか流行れば面白いのになぁ~。 
そしたら、あのヒトも、旦那も、ようやく日本でモテモテ期だな(笑
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c0158636_4162047.jpgラテンの太陽と音楽が人との距離を近づけるのか、陽気で気さく明るいキューバ人が昔から知り合いだったかの様にいとも普通に話しかけてくる。
話の着地地点が、酒を奢ってくれ!1CUCくれ!という人ばかりじゃない、ただ単純に旅行者と話したいだけの人もいて、我が家が日本人だと知ると、「マツザカ!」だ。
ユーラシア大陸を旅していた時は「ナカタ」、アップデートされていると「ホンダ」などサッカー選手名だったが、キューバはさすが実力的には世界で一番、野球が強い国なだけあって、日本の野球の選手名が出てくる。サッカー選手名は皆無。「マツザカ」がブッチギリの知名度。「コウイチ」(福留)、「イチロー」と来る。
ちょっとソコまで、と、歩きだしても、話かけられ、足が止まり、すぐには着かない。
これが首都の町歩き。こんな気軽に声をかけてくる首都、初めてだ。
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・中華料理屋のキューバ人客引き。中華料理屋へ入らない我が家が日本人だと知り、彼の学ぶ合気道の道場へ見学しに行く展開になったり。

・写真ギャラリーの店主。酒とダンスに溺れたキューバ社会を絶ち、瞑想スペースを持つキューバで唯一のチベット仏教&ヒンドゥー教を学ぶキューバ人写真家と出会い。
我が家がインドのダラムシャラでダライラマに会ったという話の流れで、立ち話もなんなんでと椅子が出され、彼の師匠の写真作品鑑賞。広島原爆と福島原発の話になる。

・日本人女性ともうすぐ結婚し、「俺はもうキューバへ戻らない!日本に住んで、サルサダンス教室を開くんだ!」と夢と片言の日本語を語るキューバ人青年との出会い。
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・アフリカに3回も行ったと豪語する傭兵。「カジェホン デ ハメル」のルンバ3種を無料で鑑賞できるアート壁画に囲まれたナイス場所で、ダンス前に大切そうにビニール袋から出したキューバの代表格ラム酒「ハバナクラブ」のビンの蓋をお猪口代わりにして、飲めよ飲めよと勧めてきた酔っ払いの傭兵との出会い。

・出演待ち時間に出会ったキューバ人ミュージシャン(パーカッション)。キューバ音楽メッカ「サンチアゴ デ クーバ」出身。来たら連絡くれよ!と、携帯電話ないから家の電話番号くれた青年。革命記念日&カーニバルの時期に「サンチャゴ デ クーバ」へ行くので、連絡してみよう。
それまでにスペイン語を猛特訓しなくちゃ電話で話しが通じないよ。

c0158636_4235273.jpg・夜、道路を横断しようとしたら、通り過ぎるクラッシックカーから「さよな~ら!」と日本語で叫ばれた。
中国人や韓国人と間違えなかったドライバーの的確な観察力と動体視力に驚かされたり。

・路上の小窓ショップ(キューバ人通貨の店)でコロッケバーガーの写真を撮っていたら、「FACE BOOKに、コレなあに?ってこのコロッケ写真を載せるんだろう?」と完璧な英語のキューバ人に、世界に置かれている自国の立ち位置を解っているキレのある皮肉な突っ込みを入れられたり。

c0158636_4243822.jpg・地元民通貨モネダで買えるピザは、路上の小窓ショップで売っていて、5~10CUP(20~40円)、店によって違うけどチーズ&ケチャップ&オイルのシンプルなピザ。これを道端のベンチで人間観察しながら食べるのも楽しいけれど、CASA(民泊宿)へ持って帰り、野菜不足を補うために買っておいたアボガドのスライスを乗せて食べる。(キューバは、米&豚肉が支流のため、野菜料理は皆無)
このピザ、お持ち帰り用の箱なんて無い、ワラ半紙に乗せてくれるだけなので、アツアツで剥き出しのピザを両手で持ってボコボコの道を歩く、すれ違いざまに「カプロベーチェ!」(良い食事を!)見ず知らずのおじさんに言われた。

・キューバ画家巨メンディブに会いたい。彼の住所をネットで調べておいたので、アポなしで行く事にした。
国立美術館に何点も作品が飾られているアート界の重鎮にイキナリ会うという無茶な計画なんだけど、宿のおばちゃんに話したら、彼の家までの行き方を何の躊躇いも無く教えてくれた。しかも、旅行者だと言うとタクシーも高くつくので、乗り合いタクシーに「中国人の学生の夏休み」という我が家に仮設定まで作ってくれた。(中国人の医学生は、3000人もハバナ大学で医療を勉強している)
その乗り合いタクシーを待っている間もキューバ人に当然、話しかけられる。
「巨匠メンディブの家に行きたい」と言うと、「みんな知っているからすぐ行けるわよ」とか普通に回答してくる。でも、一人のおばちゃんが「巨匠メンディブは今、家にいないわよ。家が見たいの?彼に会いたいなら無理よ。」とご近所事情を話してくれたので、巨匠宅訪問の夢はあっさり崩れる。
落ち込む嫁を励ますために「ミュゼオ デ チョコラテ(チョコレート博物館)」でアイスチョコミルク(0.80CUC=65円)を飲もうと歩きだす、何気なく一軒のアートギャラリーに入ってみる。
もちろんメンディブの作品はこのギャラリーには無いが、何気なく一人のオジサンに「巨匠メンディブに会いに行こうとしたけど、住所が違ってて彼はソコにはいないんだって。」と話すと、「巨匠メンディブは、俺の友達だよ」ってな展開。
「君も絵を描くのかね?」との話の流れから、旅で描いた絵を見せたのだが、このギャラリーのオジサンも画家で、何かに火が点いてしまいオジサンの絵画教室勃発。1時間5cucで教えるよ。と、頼みもしてないし、オジサンの絵じゃなくて「メンディブ」に会いたいのに、話しがいつのまにか絵画教室。。。大変申し訳ないと思いながらも、このオジサンの画風に全く興味が無いし、ビジネスライクになっている。
ん~「巨匠メンディブ」は、サンテリア(アフリカ起源のヨルバ族の宗教とカトリックが融合したキューバの宗教)に元ずく作品。で、結局、「巨匠メンディブ」は、日本で言うなら八ヶ岳や穂高の様な避暑地の別荘に引っ越したそうだ。むしろ街中のアトリエではなくて自然豊かな場所で創作活動していると聞いて、なんだか会えなかったけどホッとした。
そして、ようやくアイスチョコミルクに辿り着いた。

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これたったの2日間の出来事。ザァ~と思い出しただけでも書け切れないほど。

気がつけば1週間、朝も昼も夜も晩も歩いた。治安は良い。酔っ払いはいるけど基本ハッピーでシンプルな人達。カリブ海の夕焼け、海風が生き抜きになる。深夜には堤防に1000人以上が座っている。
路上の小窓カフェ「フゴ デ ナチュラル(フレッシュフルーツジュース)」マンゴやグアバのジュースをグラスに注いでくれるので路上で立ち飲み、冷たくて美味しい町歩きのサポーター。

我が家の年代でもノスタルジックと感じるので、ご年配の方はもっと面白くこの景色を楽しめるのではないかと、またいつか来たいとすでに思っているハバナ。
こんなに町歩きに、夢中になったのはいつぶりだろう?


(写真右:美味しいプリン。持ち帰りを頼んだら、箱をその場で作ってくれた。創意工夫)
(写真左:コングリ←パサパサの赤飯。奥に見えるのが豚肉。キューリ輪切り1枚)

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by laidbacktrip | 2011-08-06 03:52 | キューバ

「ブエナ ビスタなオヤジに出会った~キューバ初日~」


キューバからメキシコへ、無事に戻りました。
予想を遥かに超える「理解不能」で面白い国キューバ。
どこへ向かってんだかわからなすぎる。
4週間ぶりのインターネット回線があるうちに、暑きラテン島の思い出をゾクゾクとUPしたいと思います。
お時間許される方、お付き合い下さいませ。(写真:首都でコレ。ハバナの夕焼け&カリブ海)
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7月7日の七夕。「キューバ革命記念日:7月26日」のカーニバルへ向けて、日程合わせのために足踏みを踏んでいたメキシコ、カンクンから、満を持してキューバへ。
キューバ滞在には、VISAは不必要だが、ツーリストカード(18USD)というものが必要となり、これが30日間滞在有効。(さらに30日延長可能、25CUC:2000円くらい)
我が家は、30日間の間に7月26日の革命記念日を挟む様に日程を組み、7月7日~8月3日で「カンクン」INOUTのフライトを取った。
コレが最後に功を奏する事になるのだが、その話は後々するとして。
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いざキューバへ。VIVA!びば!
(写真左:葉巻をくわえてカメラ目線)
カンクン22時45分発、キューバへはたった1時間で到着だが、時差が+1時間あるので、到着予定時刻は夜中1時頃。
なんなら、フライトが遅延してくれれば、このままカンクンの空港でゆっくり過ごして、
キューバへ朝到着になるのになぁ~と考えていたら、案の定遅延し、キューバ到着夜中3時。

キューバのイミグレ(入国管理所)での海外旅行保険証明書や宿泊先の確認が、抜き打ちの運試し的にあるらしいが、社会主義国家臭漂う殺伐とした個室でのカメラ撮影があるイミグレ。特に質問もされず問題なくクリアし、キューバに無事入国。
地元民の利用する市バスは深夜3時から動いているらしいが、土地勘の無い初めて訪れる町、まがいなりにも首都。
しかも深夜に町へ出ても、居場所が無いだろうと、結局空港で夜を明かす事に。
それよりも、夜中に起きているのが眠くて眠くて。。。空港から、まったく動く気にならなかった。

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空港で仮眠するポイントは、到着ゲート付近より出発ゲート付近。これはどこの空港でも共通なので、早速空港の出発ゲート2階へ。
夜中だったが、両替所も開いていた。カンクンで出会った旅人達に余ったキューバ通貨を頂いていたのでレイトの悪い空港では両替せずに済んだ。
思っていたよりも明るく近代的で空調設備の整った快適な空港内。むしろクーラーが効き過ぎてフリースを着込んだほど。
長椅子で横になって、仮眠。(肘掛が無いのでベッドの様だった)
ちょっとのつもりが。。。爆睡しすぎて、気がついたら朝8時半。。。5時間半も寝てた。
周りは、普通にチェックインカウンターに人が並び、カフェでコーヒー飲む人などの、朝の空港の景色だった。(笑。。。(写真右:2008年携帯電話自由化。まだまだ公衆電話が主役)
c0158636_10442345.jpg空港から首都ハバナ中心地まで、旅行者はタクシーを利用するのが当たり前の様子で、外国人通貨でタクシー、20~30CUC(1600~2400円)
キューバ人は、地元民通貨でバスを利用、0.4CUP(約1.5円) 
同じ距離を走るのに、大きすぎる金額の差。観光業が最大の外貨取得源。
キューバは、外国人用通貨CUC(クック)と地元民用通貨CUP(ペソ、モネダとも言う)の2重通貨が流通している。
外国人通貨1CUC=約80円。地元民通貨1CUP=約3.3円。1CUC=24CUP。
旅行者は、原則的にCUC支払いのみだが、たまに地元民通貨CUPを利用できる飲食店もあり、それを探すのが宝探しゲーム感覚で面白い。
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空港の2階外に、ハバナ行きの職員バスが来て、タイミング次第では乗れると聞いていたが、
我が家が朝8時過ぎに空港の外をウロウロしてたら、
1階外に、超ミニスカートに網タイツの制服(そっち系の店の女性かと思うほどラテンセクシー露出度)の空港職員がたくさん集まっていたので、(写真右:こんな感じでミニスカートにアミアミ)
そこに紛れて、親切にもハバナ行きの職員バス(2人で1CUP=約3.3円)を教えてもらい便乗して、キューバの首都ハバナ。カピトリオ(旧国会議事堂)前に到着。
そのまま、サルサ狂の友人に紹介してもらっていたCASA(カサ パルティクラル=民泊)へ、ツイン朝食付:20CUC。ホームステイ感覚で宿泊できる政府公認の民泊宿。
非公認の宿も安くあるらしいが、同じく社会主義国の中国で非公認宿に泊まって面倒な目にあった事があるので、今回キューバでは正統派で。(笑

久しぶりの深夜移動と飛行機、社会主義国入国への緊張、旅の高揚を冷やしすぎるクーラー。
相当疲れていたようで、気がついたら部屋のベッドで夕方6時。
外の通りから聞こえてくるラテンのリズムで、興奮気味に目が覚めた。
「キューバにいるんだ!」と。
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(写真上:新聞アート屋さん、素敵だった)
昨夜から何も食べてなかったので、早速、町歩きでCUP(地元民通貨ペソ)で食べれる店探し。
これまたカンクンで出会った旅人達にもらった地図や情報が活きて、すぐにピザ屋(チーズピザ5~10モネダ)やジュース屋(フレッシュフルーツ2~4モネダ)を発見。
c0158636_1182659.jpg(写真左:電線に靴が引っかかってる)
そのまま興奮気味なラテンのリズムで町を歩く。道を歩き角を曲がるたびに違うリズムが聞こえてくる。
旧市街の中心、観光客多い「オビスポ通り」 あちこちのレストランやバーから、映画「ブエナ ビスタ ソシアル クラブ」のカバー楽曲の生演奏が聞こえる。
ある意味、需要のための音楽。1999年にあの映画がヒットして以来、ず~っとこの国はこの曲が求心力となっているんだろうな~。
肌に纏わり付く湿度が暑く、涼みに入ったCD屋で今夜のルンバパーティー情報ゲット。
我が家は、音楽で潤うであろう週末ねらいでキューバINしたのだ。稀に計画的(笑

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フラーヤーの住所を頼りに歩く、観光客もいない素顔のキューバ人達の生活路を旧市街を歩く。
黒人、混血、白人、誰がキューバ人か断定できないほど見事に人種が混ざっている。だから美人も多い。
西アフリカを思い出し、スペインを思い出し、ネパールを思い出し、インドを思い出す。なぜか、40年鎖国してた国アルバニアを一番思い出す。
いろんな国が混ざっている景色と人々の生活臭。ごっちゃごちゃ。旅順応するのにインドより時間がかかった。(写真右:日の高い時間、少しの日陰を歩く)

社会主義国の抑圧された単色な暮らしかと思いきや、
カリブの島の風にあたり、お洒落に、粋に、むしろ管理下よりも自由化に見える。古い建築物にパステルトーンの配色。
社会主義国らしく広告看板のほとんど無い町並みは、鮮やかな洗濯物が飾りの様。革命メッセージの壁画にハッとさせられたり。
c0158636_11322315.jpg配給制度の暮らしぶりは大変かも知れないが、家の中には絵画が飾られ、大音量で好きな音楽を聴き、爆音でTVを見ている、ロッキングチェアーで揺られる家族の姿が見える。
ゆっくりとした暮らしぶりを感じる。子供達は道端でビー玉遊び、おばちゃんは頭にパーマのロットを巻きつけたまま日向ぼっこ。
1940年代~のクラッシックカーが現役で走る。サイドカーもオープンカーもクラッシック。現代なのか過去なのか未来なのか、すごいタイムトリップ感。
どこを切り取っても絵になる景色だが、すべてが生きているので、まるで映画の一コマに入り込んでしまった感がある。
渋いオヤジ。お洒落心が現役なオバちゃん。ムチムチの太ももホットパンツの若い女。胸にチェ ゲバラの入れ墨が入った若い男。
男と女が、すごく性を全面に出している。
みんなこの世界の俳優達。日常の情景。
町歩きが楽しく、絵になる光景を追いすぎて、気がつく頃にはグッタリ。旅人魂を燻って来る。
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さて、
c0158636_1131199.jpgルンバパーティー会場へは、フライヤーの住所を頼りに片言のスペイン語で辿り着いた。ヨーロッパ同様で通りに名前が付いているのでわかりやすい。
フライヤーには60モネダ(240円)と記載されていたが、これはキューバ人用の価格で、外国人は10CUC(800円)だそうだ。
ルンバやサルサ音楽が3バンド出演する会場は「Palacio de Rumba」週末の金、土、日曜日に行われるバンドのポスターが貼られている。
ポスターのデザインやクオリティー加減が、脱力と笑いを誘ってくる。
18時アビエルト(オープン)と記載されていたが、ライブは20時から。ライブ開始まで後2時間もあるので、近辺を散歩することに。

「カジェホン デ ハメル」のブッ飛んだアート壁画やオブジェを鑑賞。日曜の昼に此処でサンテリアルンバの無料ライブがあるので、期待大。
気がつけば2時間近く歩いたので、旦那は「生ビールが飲みたい」と、嫁は「カリブの海風に吹かれたい」と、言うことで、旦那の意見は通らず、海風へ。(笑
音楽が聞こえる方へ歩いて行くと、ちょうどカリブ海沿いのマセオ公園でカフェテリア野外ライブ演奏に遭遇。
チャージも無く、ドリンクオーダーのみ、生ビールもある。これで旦那の意見も通った。よかった。よかった。(笑
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大衆的ラテンバンド。またもや、映画「ブエナ ビスタ ソシアル クラブ」の「チャンチャン」曲、その向こうには夕日のカリブ海。
あ~キューバに来たんだぁ~と、ベタな展開に涙。これを聞きに、これを見に来たんだもん。
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すると、粋なオヤジが若いお譲ちゃんを誘って、サルサダンスし始めた。目が本気だよ。ステップの一歩が本気だよ。
ムービーを撮りに近づいた嫁も誘われ、結局、粋な黒人オヤジと同席する展開。
「お前達は兄弟だ!」と紙パックの安いラム酒を渡してくる。安酒回し飲みか?
このめっちゃ酔っ払った粋なオヤジは、1973年に東京(秋葉原って言ってた)へトランペット奏者として来日経験もあるミュージシャンだった。
トランペット奏者のオヤジは、染み出ているリズム感と笑顔がラテンな人生を匂わせてた。
そう、彼はブエナ ビスタの故郷「サンチャゴ デ クーバ」出身。
ラテンなミュージシャンのどうしようもない生活臭を嗅ぎつけた。
この手の人間に会いたくてキューバへ来たんだ。c0158636_1252531.jpg
「俺の家に、遊びに来い!」と酒の勢いで誘ってくれたが、
さすがに空港泊明けで疲れていたし、酔っ払いの誘いについて家庭訪問すると家族からは招かざる客になる展開は、悉くいろんな国で経験済みなのでお断り。(写真右:今から演奏しに行くよ!ってキメてくれた)

別れ際に、「紙パックのラム酒を奢ってくれ」と、粋なラテンオヤジが満面の笑みで言ってきた。もちろん悪気は無い、だって挨拶だもん。
あ~金くれ飯奢れが「挨拶」の西アフリカの黒人と一緒だ!フランス語がスペイン語になっただけだ。アフリカ回帰、懐かしくて嬉しくなった。
赤の他人に、平気で「酒おごってくれ!」って言える社会って、壊れているのだろうか?暖かいのだろうか?
しかし、こちらも満面の笑みで「マニャーナ!明日ね!」とかわす。
これは、元植民地国スペインで学んだ。なんでもマニャーナ!明日!
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7時過ぎ夕暮れ、暗い雲が建物の狭い空の隙間を覆い隠し、雨が降ってきた。
もう、ルンバパーティーへは行かない。今日は十分だ。マニャーナ!
雨足の中を急ぎ気味で宿へ戻る、胸が躍ってスキップしそうだった。

キューバ初日の感想。
「我が家は、キューバが大好きだ!」

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(写真上:キューバ成人式15歳。結婚は一生に一度じゃない。成人式は一度だから。と、町のあちこちで記念撮影。お母さんがとっても嬉しそうにしていたのが印象的だった。大人びた美しい15歳キューバ人女性)
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(写真左上:2階からカゴに紐をつけて通りのヒトと物流。写真右:旧市街の洗濯物)
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(写真上:DOORS)
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(写真上:DOORS)

c0158636_12295578.jpg(写真左:DOORS)  c0158636_12302050.jpg(写真右:F◎CK)


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by laidbacktrip | 2011-08-05 10:39 | キューバ