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「黒人フルパワーのイースター@バンフォラ」

「バンフォラ」 (「ボボ」~「バンフォラ」 TCVバス、1h、1300CFA。(復路は、STMBバスを利用したがボロかった)

今までの日記でもマンゴの事を何度も触れてきたけど、この田舎町が最上級!
マリでは見かけなかった種別、枝接ぎで品質改良されて夕張メロンの様な大きくて濃厚マンゴが1つ25CFA~。(4円!)オーガニック農園などもあり、ドイツ人が学びにきていた。
アフリカンマンゴの脳汁分泌クラス代表格揃い。


バンフォラ宿:赤十字の宿。「仏語=クロアールージュ」シャワートイレ共同。ツイン4000CFA。
蚊帳ありだけど、穴だらけ。ファンあるけど暑い。トイレは外にあった。総合的に汚い。暑くて寝れなかった。。。

バンフォラ宿②:オフィシャルでない宿。NPOとかの施設だったであろう貸し部屋。シャワートイレ共同、ダブル4000CFA。蚊帳無し。ファンあり。清潔で広い。
庭にマンゴの木。客引きのラスタ風(エクステドレッド)が連れてってくれた。いろんな地元民が出入りするけど、感じの良い人ばかりだった。
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自転車に乗って、滝へ泳ぎに行ったり、蓮の花咲く湖に手漕ぎのボートで野生のカバを見に行ったり(舟漕ぎガイド付入場料2000CFA。舟無しではカバ見れない)
オッパイ丸出しの村を覗いたり、田舎の土道を探索する。(レンタル自転車1日:1000CFA)
村人も挨拶してくるだけで、ガイドとかの勧誘も無く、気軽にアフリカの田舎を回れる。やっぱりブルキナファソ素敵。
それでも、最高気温42度。。。まだまだ灼熱。。。日焼けで背中が痛い。。。

4日に1度くらい雷雨が降るようになった。もうすぐ雨季だ。
滝や湖、雨。
この2ヶ月間、サハラ砂漠地帯を旅した我が家にとっては、モロッコ北部以来の恵みの水。
旦那は「雨だよ!見て!」と言って、嫁を外へ連れ出した。
2人でぼ~っと、久しぶりの雨を眺めた。
少し暑さが和らいだ。気がする。
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子供の物乞いの人数が、セネガルやマリからしたら、圧倒的に減った。
ほぼ毎食、屋台で食事するたびに、お皿に少しだけ食べ物を残して、彼らに渡していたが、此処では物乞いが少ない。
物乞いの子供達はみんなお揃いのトマト缶を持った少年達。
西アフリカの物乞い達は、他の国の物乞いとは雰囲気が違う。悲壮感が少なく笑顔がある。
なぜ?女の子の物乞いがいないんだろう?と言う疑問を持ったので、今お世話になっている宿の家族に聞いて見た。

お揃いの缶を持った物乞いの少年達は、マドラサ(イスラム教徒学校)の生徒達で、
各家庭で子供を1人もしくは、賄いきれない場合は、2~3人ほどマドラサに入学させる。(チベット仏教のラマは一番下の子供) 
彼らの事をストリートチルドレンではなく、アラブ語で「タリビ」と呼ぶ。意味は「生徒」。タリバンもある意味「戦闘生徒」ってことだね。
しかし、授業料が払えなかったり、先生が貧しくて生徒に食事を提供できなかったり、もしくは先生がお金を独り占めしているため生徒に食事が提供できなかったりと、
国や地域によってさまざまだが、そのイスラム教の生徒達が食事を求めて、社会勉強の一環として、町の屋台やレストランの周りをウロウロしているとのコト。

道理で、お揃いの入れ物を持っているわけだ。
物乞い達にも、卑屈な強引さや曲がった感情が見られなかったり、
セネガルではパン屋がパンを配っていたり、マリでは板にコーランを書いて勉強していたりと、
ボロボロの破れた服を着ているが、貧しさあまりの悲惨さを感じないのは、この背景があるからかもしれない。
女の子の物乞いがいないのは、イスラム教ならでは、学校側がプロテクトしているんだろう。
キリスト教、アミニズムの信者の子供の物乞いは、いるのだろうか?
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c0158636_5204842.jpgそんな事を考えながら自転車に乗って、今日も真っ黒に日焼けしながら町や村を探索していたら、
町のはずれに公民館の様な小さな教会を発見した。
中を覗かせてもらったら、プロテスタント教会で、黒板には現地の「ジュウレ語」で書かれた聖歌詩。
簡素な作りの椅子の間には、ジャンベや四角い太鼓が置いてある。
まさか太鼓で聖歌??
オルガンではなく、アフリカの楽器、打楽器で演奏の聖歌なんて!
アフリカ黒人の歌う聖歌が聞いてみたい!フランス語圏のラテンの聖歌。

「今度の日曜の朝8時、ミサにいらっしゃい」とお誘いをいただいた。

そしてちょうどこの日曜日は、イースター(復活祭)だった。

朝8時に早速教会へ行ってみるが、1家族しかいない。。。
ん?この町のマーケットは日曜日。。。みんなマーケットへ行っちゃったかな?

9時半頃、もう一度駄目モトで教会へ見に行ってみたら、「ハレルヤ!」を大合唱中だった。
もちろんジャンベや箱太鼓、三角の鐘(なんていう楽器が不明)
聴きたかったアフリカン聖歌!アフリカンリズムの聖歌!
すさまじい黒人エネルギーに感動で震えた。踊りだす子供達。リズム感が良い。腰でリズムを刻んでる。
全員での大合唱は、本当にパワフルで美しく、鳥肌が何度も立ち、涙が込み上げた。
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先日、この教会でお会いしたおじさんが、我が家に席を用意してくれたのだが、
これが特別な異物を扱う様ではなく、みんなの席の間に入れてくれたのが嬉しかった。
小さな教会に集まる人々は、家族のように暖かく迎えてくれた。
50名ほどで満席になる掘っ立て小屋のような教会の屋根はトタン。相変わらず、最高気温は42度。。。
しかしこの日は、曇りだったので暑くなりすぎず、涼しい風が抜けて気持ちよく健やかな教会内だった。

次々に聖歌を歌う。イースターの特別な日だからか、各グループに分かれ聖歌発表会。赤ちゃんを背負ったかあちゃんが指揮者、ハンドクラッピングが激ウマのかあちゃん。
写真:西アフリカのかあちゃん達は、赤ちゃんを布で腰に巻きつけてオンブしている。
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穏やかな沈黙の祈りなんて無い。神に向かって叫べ!と。
全員で揃って、祈りの言葉を述べることも無く、各自、自由に、バラバラに、神に向かって大声で叫んでいたのが印象深かった。
あんな教会のミサ、初めてみたよ。黒人のパワーは凄まじいよ。

聖書を持っている人は、ごく僅か。
女性は殆ど持ってない。フランス語が読めなかったり、金銭的にも厳しいのだろう。

しかし、このミサは聖書要らずだった。
ブッタが菩提樹の下で悟りを解いた様に、師に従って教えを受ける弟子の様に、書物などなく語りのみ。
牧師がフランス語でイエスの磔から復活までの様子をアツ~ク語り、お付の人がジュウレ語で同時通訳する。

書物よりも、人の温度。


素晴らしい経験をさせてもらった。
おじいちゃん、おばあちゃん、そして日本の家族や友人のみんな、いつもありがとう。


2011年4月某日。

追伸:我が家は今、西アフリカを「ガーナ」まで南下し、革命後の新しいエジプトへ到着。
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by laidbacktrip | 2011-05-22 05:05 | ブルキナファソ

ベストプレイスin西アフリカ 「ボボ@ブルキナファソ」


西アフリカの旅のオアシスだよ。c0158636_103614.jpg
情勢が悪化しなければ、もっと長く滞在したかったよ。
(情勢悪化に伴い、国外退去命令。日本の海外青年協力隊員も、急遽ブルキナファソから撤退し日本へ帰国。
我が家のこのブログにも、在ブルキナファソ日本大使館から直接コメントに書き込みがあった(4月18日付)
大統領の25年間独裁政治や物価高騰による国民の不満によるデモが、首都ワガドゥグでは数万人規模で起きた。
これが4月14日の事。我が家は偶然にも逃れ、その前日の4月13日、「ワガドゥグ」から「ボボ」へ移動していた。)
写真右:浜崎あゆみTシャツ発見!

首都「ワガドゥグ」~「ボボ」 TCVバス会社、5h、6000CFA。
こりゃびっくり快適ニルヴァーナバス。車内はクーラー付!!薄型テレビで映画!(ワガドゥグは、アフリカのカンヌと称されるほどの映画祭開催地)
サバンナの大地に、異次元的快適さ。
(復路は、STMBバスを利用したがボロくて遅くて乗り継ぎ悪かった。荷物はバスの天上へ。しかも雨だった。。。「ボボ」~「ポー」:7500CFA)
写真上:現在、運休中の路線。コートジボワールとの輸出業に影響が出ていると町の人が言ってた。
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「ボボ」(経済首都と呼ばれているらしい第2首都、名前がカワイイ)
首都がすでに激ユルだから、もう第2の首都なんてねぇ~。もちろん高層ビルやマンションなんて無いよ。市バスも無いよ。
デパートもあるわけない、歩ける程度の規模の町の中心にマーケットがあるだけ。
周りは小さな商店や露店、ゆ~~~~ったりして空が広く、長閑で居心地が良い町。
通りには大きな緑の木々、道には木陰がある。マンゴのたくさん実りまくり。
おかあちゃんたちが日陰を利用して屋台を出している。低いベンチにみんなで並んで食べる。
その木陰で、ランチ後の暑い時間は昼寝している人達。工作のような小さいベンチに大人がゴロ~ンゴロ~ン。写真下:マンゴが重過ぎて手が届く位置。パン食い競争みたいなマンゴ。
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乾いた地から来た我が家は、深呼吸しまくり。
サハラ砂漠の旅は、完全に終わったんだなぁ~。
木陰と湿度に感動!まだまだ最高気温42度。。。
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写真上:マンゴってこんな風に実るんだね。

ボボの宿①:「AUBERGE BEN KADY」シャワー付ダブル6000CFA。トイレ共同。売春宿が同じ敷地内にある。マンゴの木もある。
夜中には、化粧臭い派手なお姉ちゃんを乗せた原付バイクが出入りしていた。

ボボの宿②(移動した):ライブ会場「バンブー」野外ステージ&広い庭。(フランス人経営で毎週末アフリカン音楽ライブ開催)
シャワー&トイレ(便座付)、蚊帳付、ダブル5000CFA(オンシーズンは8500CFAらしい)
ステージ裏のアーティスティックな快適で清潔な部屋。レコーディングスタジオも兼ねているので生演奏がよく聞こえてくる。

「ブルキナファソ★3つ星★ずっこ家ミシュラン屋台メシ」(100CFA=18円)
セネガルとマリの料理では劇的な変化は無く、相変わらず美味しい。屋台が極ウマすぎて、わざわざレストランへ行く事が無かったほど。
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★「アボガドサンド」 アボガドディップとトマト&たまねぎのフランスパンサンドイッチ。肉入りやツナ入りもあり。フランス植民地はパン旨い。毎日の朝食に通ったよ。200CFA
★「シューポン」 丸ごとキャベツをクタクタに煮込んだトマトベースのスープ、ON THE ライス。or ON THE スパゲッティ。100CFAから目分量の量り売り。
★「名前忘れた」 飲むヨーグルトに、タピオカみたいな穀物系のツブツブが入ったデザート。小さなビニール袋入り100CFA。屋台で氷入り200CFA。
★「バラ」 葛湯のようなドロっとしたショウガ味の暖かい飲み物。夕方ごろにリアカー屋台で見かけた。100CFA。
★「アガディ」 バンフォラの屋台で一箇所した見かけなかったレアなブルキナ食。豆をすり潰して小さな容器で蒸し、トマトソースをかけたもの。オプションでマヨネーズ。
夕方5時ころ現れて1時間後には完売する人気屋台。薪で火を焼べ大鍋で蒸す過程も面白く。毎日通ったよ。
1つ25CFA。なのに、マヨネーズ50CFA。マヨネーズは嗜好品価格。c0158636_10143674.jpg

★番外編:右手で食べる文化だけど、スパゲティを手で食べるのは難しかったな~。(写真右:丸ごと煮込んだキャベツのスパゲティ。イタリア人に食べさせたいシロモノ。スプーン付の時もあり。

基本的に、この町のカフェやレストランは、庭付きオープンテラス。路上屋台。小さくて狭い室内の安食堂は無い。みんな外。
食事の傾向は「マリ」と殆ど変わらないけど、やはりここでもプロパンガスは殆ど無く、薪や炭火で食事を作っていた。
でもね、サバンナの木材資源には限りがあるよね。

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屋台朝食でお馴染みの激甘カフェオレが、カフェオレボールで出てきて、コーヒーはスプーンで飲むのが礼儀!(写真下)
コーヒーに、レモンと生姜を入れるという、斬新インスタントコーヒー(ネスカフェ)も!(商店では50CFA、屋台は100CFA)
小さなリアカーにポットを乗せて売り歩くアタイ(甘い紅茶)も、モロッコ同様で高い位置から入れて、お茶を泡立たせるけど、
この斬新インスタントコーヒーは、泡だて器でシャカシャ。泡命なコーヒー。
フランス植民地だったとは思えないほどの、異色コーヒー文化。
写真左:お馴染み激甘カフェオレの混ぜる前。白い部分は練乳。
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そして「ボボ」は、音楽に溢れている。c0158636_10424879.jpg
夜になればいたるところでライブ音楽がある町。特に週末は昼間からハシゴ。
昨夜は、アフリカの社会を題材にした躍動感溢れるダンスと劇、ジャンベ隊の野外ライブ。
鍛え抜かれた漆黒の筋肉隆々なダンサー達とジャンベ隊が、笑いも涙も汗も飛ばす。
此処に来て、アフリカで見たかった野生的でエネルギッシュな音楽に出会えた。素晴らしかった。
公演が終わった後も余韻でぼぉ~っ座っていたら、ラスタがやってきて、
今夜は、まだまだ別の場所でアフリカン音楽のライブがあるから一緒に行こうと誘ってきた。
「ヤ~マン!ラスタファライ!セラシエ!」と、アフリカはラスタの国だと叫んで、自転車に乗って去っていった。


昼間は、地元民御用達の「キャバレー」へ。(ヒッチハイクしたフランス人運転手が、音楽博物館長だった。彼女が地元の音楽だと、オススメしてくれた)
繁華街ではなく、おもいっきりローカルエリアの土壁と藁葺き屋根の家屋が集まる「ボロマコテ」にある。
村人に聞きまくっていたら、一人の青年が連れってくれた。細い路地を入って行く、一見さんでは入りずらそうな所だった。

「音楽がある酒場」を「キャバレー」とフランス語では呼ぶんだけど、何故かボボでは、誰かの家の土臭い庭先みたいな場所で、
もちろんそこには、鶏やヤギが放し飼いにされているんだけど。町や村でも放し飼いだけど。。。
アフリカン音楽のライブ生演奏、バラフォンやジャンベが鳴り続ける中、
訪れた客が「ドロ」と言う地酒(雑穀ビールと呼ばれているが、炭酸もなく温い、尿の様)を、
カラバシュ(ひょうたんみたいな丸い植物を半分に割った器)に、ナミナミタプタプに注いで飲み、
調子が良くなっちゃった人は、みんなが座っている低い工作木工椅子から立ち上がってライブ演奏者の前でユルユル踊る。
演奏者は4名、スタッフはおばちゃん一人。お客は入れ替わり立ち代りで10名くらい。
意外にも、お客はおばちゃん達がよく飲んでいた。

これが地元民のための「キャバレー」(ライブは週末のみらしい)
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薪を焼べて、その上では羊や犬のBBQ。(道端ではウサギや鳩のBBQも見かけた)
土臭い庭先に置かれた大きなドラム缶と巨大な陶器の壷には、地酒の「ドロ」がた~ぷりと入っている。
おばちゃんが一升瓶に分けている。1瓶300CFA~(地元民は、もう少し安いかもしれない)
入場料など無いが、演奏者に心付けでこのドロを渡した。演奏者は、礼儀正しくお礼の握手をしに我が家の椅子まで来た。
アルコール度数は低いが量を飲むので、演奏者はすでにベロベロだったが、ここはさすがプロ!?
酒が入ったら、急に演奏にキレとグルーヴ感が増した。
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アフリカン音楽が聞こえてきたので音のする方へ、田舎の家屋の細い道を歩いていったら、
出産祝いの祭り。またかいな~。と言っても1000人に対して80人の赤ちゃんが亡くなってしまうという、厳しい生活環境。大切な命の誕生を村人みんなで祝う。
写真上:みんなキメキメ!髪型が斬新すぎる!

そういえば、フランス人プロテスタント教会のサポートする孤児院で、ヨガした。
初めは孤児院に住む子供達、その後、地元の黒人おばちゃん達と、フランス語とサンスクリット語でヨガ。
シャバアサナが、みんなアフリカンサイズで、自由だ。
ヨガマットなんて無いから、イスラム教のお祈りマットだった。
キリスト教の経営する施設で、イスラム教の祈りマットで、ヒンドゥー教のヨガ。


音楽もヨガも、人種など関係なく、国境を越えるツール。

またいつか訪れたい地。
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by laidbacktrip | 2011-05-21 10:00 | ブルキナファソ