カテゴリ:スペイン( 6 )

旅人から、旅人へ。

今夜が5年旅の最後の夜。

なんと!3年前のインド・バラナシのガンガーで、一緒にボートに乗って、皆既日食を見た日本人の子とバッタリ偶然、同じ宿。
バルセロナ、数ある宿の中から、同じ日に同じ宿に。
こんな事もあるもんだね~。

全く前情報無しの突然すぎる再会。

美しい旅だったな~って、嬉し泣きな最後の夜でした。


どうもありがとうございました。
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by laidbacktrip | 2012-10-03 06:02 | スペイン

「ほぼヒッチ。南スペイン編」からモロッコ入国編。

新しいアフリカ大陸の風に乗っております。
吐き出しましたユーラシア大陸最終章。
長文です。お時間あるかたお付き合いくださいませ。
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「ほぼヒッチ。南スペイン編」からモロッコ入国編。

いかにもスペインな闘牛とフラメンコ発祥の地「アンダルシア」の州都「セビーリャ」の闘牛場の前で下車。c0158636_3191993.jpg
冬の時期はに闘牛は開催されないらしく、鼻息荒そうな雰囲気もない。
大学教師のギリシャ人のお宅にホームステイさせてもらう。
スペインにいながら懐かしいギリシャの料理に舌鼓。
太陽が出れば暖かい。人々が広場や道まで溢れかえるバル(カフェ&バー)で、ピンチョスやタパス。
本当に経済破綻したんかと思うほどの大盛況ぶりと開放的なファッション。c0158636_3222946.jpg
そして、念願の情熱フラメンコ鑑賞。(グラスワイン1.5ユーロでフリーフラメンコショー@バル)
ステージにカブリツキ席で、ダンサーに蹴られそうなほどの至近距離。
迸る熱い何かに涙。
あ~パッション!


「セビーリャ」から、世界遺産アルハンブラ宮殿で有名な「グラナダ」へ。
大きな街から、ヒッチハイクで抜け出るのは本当に難しい。
セビーリャは、スペイン第4の都市だが治安が良い方。
スペインは無駄に建築物を建てすぎて経済破綻し、失業率高く、都会では治安が悪くなり、キャンピングカーの睡眠薬強盗などもあり。。。
このご時世、ヒッチハイクで知らない人を乗せるなんて、飼い犬に噛まれる的展開にもなりかねんと。。。
ここは難易度高い。。。

路上駐車しやすい場所と方向、運転手の目線、飛び切りの笑顔とアイコンタクト、意気の良い親指のポーズ。明るい印象の日向(笑
「ん~ここはいけそうだ!」とか勝手に頭の中で判断するけど、こればっかりは正直わからない。
結局「運」のみ。
あ~パッション!

しかもポルトガルもスペインも、後部シートまでシートベルト着用義務(高速道路)なので、我が家2人とデカイバックパックでは乗れる車はかなり限られてしまう。
セビーリャの端まで市バスで行き、そこからヒッチハイクするもののやはり難しく。。。
ちょうど隣町行きのバスが来たので乗り込み、隣町のカフェでランチタイム。
コーヒーとパン。(フランスパンにニンニクを擦り付けオリーブオイルをかける&自家製豚肉のパテ)
今からヒッチハイクするには申し訳ないような口臭(笑

本日の目標「グラナダ」まで、たしか250kmくらいだったような。。。

1台目:南部スペイン人は顔が濃いなぁ~と思っていたらシリア人だった。やっぱり優しい。
2台目;オリーブ畑の広がる景観の中、ハイウエイのガソリンスタンドで1時間以上経過。。。
メルセデスベンツの如何にも社長な口髭おじさん。駄目もとで親指P、あっさりOK、ふかふか革シート。
この社長さんは、全く英語が通じないのだが、そこはさすがラティ~ノ!スペイン語で喋る喋る~!
車内は異様に盛り上がり、予定の場所を気がついたら過ぎてしまい、カーナビに戻れ戻れと言われるカーナビにも喋る喋る。
3台目:グラナダに住むスペイン人。英語が通じる。さっきまでのラテンノリとは全く違い落ち着いた雰囲気の車内。
グラナダのセンターまで乗せてくれ、さらに困った事があったら電話しなさい。と、電話番号までくれた。


「グラナダ」に音楽スタジオを持つドイツ人のお宅にホームステイさせてもらう。
家の窓から「グラナダ」旧市街の「アルバイシン」が一望できる。
イスラム最後の砦、迷宮の町並みにもうすぐモロッコを感じる。
スペイン文化とエキゾチック感が混ざり合い、ゆっくりとした時間の流れる素敵で過ごしやすい穏和な気候の街には、ヨーロッパからの移住者が多く住む。
ホームステイ先のドイツ人も元旅人。やっぱりインドの話で盛り上がる。(ヒンドゥー愛好者)
ドイツ人とスペインのアンダルシア、スペイン名物バルでのツマミはインド話。
もう、どこにいるのかわからない(笑
ドリンクに必ず豪華なタパス(ツマミ)が付いてくるのは、グラナダだけらしい。

そんな中、この陽気な気候のグラナダに、日帰り可能な「シエラ ネバダ」スキーリゾートがあるというのを聞いた。
もうすぐ南は、アフリカ大陸と面している。地中海まで1時間という地なのにスキーリゾート。
天気が良ければ山頂3400mから、雪山越しに、地中海とアフリカ大陸を眺めながらスノーボードできると。。。
何時に無く真剣に調べる嫁、ベース地点がすでに標高2000m超えている&白馬八方並のコース地図でニヤリ。


ここで突然 「シエラ ネバダ」情報。(英語&スペイン語のサイトあり)
「グラナダ」バスターミナル~「シエラネバダ」スキーリゾートバス停。
バス45分、4ユーロ(往復7ユーロ) 朝8時発、10時発。復路16時発、18時発。
スノーボードレンタル。板&バインディング&ブーツ=12ユーロ/1日。バス停にもあるし、スキーリゾートにも多数あり。
ギアのクオリティーは、スキーリゾートの方良く、選択幅も広い。
ウエアもレンタル可能。料金不明、我が家は雨カッパだった(笑
リフト券。ハイシーズン価格 1日券39ユーロ(平日)42ユーロ(休日)IDカードデポジット3ユーロ。
半日券(午後のみ14時~18時)やシーズン券あり。
スペインの富豪達が挙って建てたコンドミニアムやホテルが、リゾート地にびっちり建っているので宿泊も可能。
ゴンドラを乗り中腹へ、そこからリフト(stadium)で上がり、山頂へはTバー。これがかなりの急斜にあるので手強い。
ここから山頂行きのリフト乗り場へ。このコースは、エキスパートオンリーって書いてあった。
リフト降り場、山頂3400mから地中海とアフリカが見える。
「待ってろ~!アフリカ大陸!」と胸を弾ませるつもりだったが、雲海が広がっていた(笑


「グラナダ」から、「コスタデルソル(意:太陽の海岸)」の中心地「マラガ」へ。
来たぜ!スペインの青い海に輝く太陽!地中海!本日の目標250km程度。

1台目:63歳、ヒッピー風貌の舞台監督。改造ワゴンはキッチン&ベッド付きで、Ipadで選曲したのは「スキヤキ」ソング!
2台目:普通の人すぎて印象が無い。スマートな人。
3台目:禅寺で修行経験のあるロン毛のスペイン人。英語通じなかったけど、何か通じあったな~。
都会が苦手なのに「マラガ」のセンターまで乗せてくれた。

北部スペイン、サンチャゴ巡礼で仲良くなった友人宅へホームステイ。
巡礼地の帰り道、7kmという短い距離をヒッチハイクで乗せてくれたのだが、新年早々&巡礼&なんだか居心地よいスペイン人カップルだったのが印象的で、
彼らがどんな職業でどんな所に住んでいるなどのバックグラウンドは全く知らないままだったが、
「マラガ」に来たら連絡くれよ!ってな展開だったので、有難く電話してみる。

忘れてたけど、彼は英語がほとんど通じないんだった~(笑
「テン オクロック。デパート。ドア。」
これだけの情報&コミュニケーションを信じて、夜10時まで地中海沿いの都会の「マラガ」でバックパックと一緒に待つこと6時間。。。

約3週間前にヒッチハイクした車と同じ車種が、デパートのドアの前に来た!
彼らは「マラガ」から車で1時間の山奥に住んでいた。わざわざ遠い中、迎えに来てくれた。
オレンジやアボガド、アーモンドが生る静かな村で、友人達と5年かけて家を建てている公務員(マッサージ師)&ヨガ先生カップルだった。
小さな村を案内してくれるのだが、どこへ行ってもすぐに知人に合い、立ち話で日本人が来たと紹介される。
彼の人柄もあってか、どこへ行っても誰にでも歓迎される。ラティ~ノ万歳~!
最終的には、200年前から続く伝統のある釜焼き「パン屋」で、いきなりパン修行。
元レアルマドリッドの「ラウール」と「ロベルト カルロス」の等身大写真が飾ってるパン工房。さすがスペイン(笑


約2ヶ月間滞在したスペイン。
この友人宅が、最後のユーラシア大陸。最終日に相応し出会いだった。
スペインに入国した時は、英語がほとんど通じないし、フランス語も通じない。
そしてスペイン語が話せない我が家は、どうしたもんかと。。。
これは困ったとジェスチャーで体当たり会話、辞書を片手にローカルバルで食事したり買い物したり、宿探ししたり、ヒッチハイクしたり、笑いあったり、肩組み合ったり。
現場に突っ込んでいった旅は結果、旦那はお世話になったこの友人に、簡単だけどスペイン語でお礼の手紙が書けるようになっていた。
少しの事だけど成長している自分達がいることが嬉しかった。


そしてスペイン側、船乗り場のある街「アルヘシラス」へ。
雨のジブラルタル海峡を航海、大揺れのフェリー内でモロッコ入国スタンプを押してもらう。
「アルヘシラス」~「タンジェ」 32ユーロ。フェリー2時間だったかな~?時差があったからよくわからん。
アフリカ大陸側のモロッコ、「タンジェ」では無い港に到着するが、そこからシャトルバスと無料バス(約1時間)で「タンジェ」港に連れってもらえる。

「タンジェ」から「ティトワン」や「シェフシャウエン」へは、夜20時発のバスもあるが、
我が家は、モロッコのべっとりしたアザーンと鼻腔を衝くスパイス、妖艶に光る薄暗いメディナ(旧市街)にそそられて「タンジェ」に宿泊することに決めた。
国境の町の港に着いたとたん、ドカドカドカァ~っと客引きに胴上げされるのかと構えていたが、ほとんど客引きは無く、鬱陶しいレベルでもなんでもない。
ポーカーフェイスのアラブ商人魂でねちっこく迫ってくると思いきや。。。むしろ聞き分けが良くて拍子抜け。
シーズンオフなのか?いまや外国人バックパッカーなんて客引きの対象にならないのだろうか?
外国人旅行者を騙した者は即刑務所入りという法令が布かれた影響が大きいのかな? 


まずは、両替へ。ユーロからモロッコの通過ディラハム。
バックパック背負ったまま、港からすぐ見える両替商へ。電光掲示板で本日のレイトが表示されている。
店内のカウンターで電卓を借りてレイト計算し、カウンターのおじさんに「両替したい」と声をかけると「マニャーナ(スペイン語意:明日)」。。。
また明日来いって。。。
。。。だったら店閉めようよ。。。カウンター目の前で計算してたの見てたやろ?しかも電卓貸してくれたじゃん(笑

始まったな~アフリカ大陸、アフリカリズム。モロッコタイム。
あ~ゆっくりした時間が流れているよ~

こういうの心のどこかで待ってたよ(笑


追伸:写真をUPしたいけど時間がかかりすぎるので、またいつか。と、いうことで。
maitreya音ブログも引き続きよろしくお願いします。
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by laidbacktrip | 2011-02-05 02:55 | スペイン

ほぼヒッチ。ポルトガル編。

ポルトガルのサンチャゴ巡礼最終地「ファティマ」から、お手本通りの高速道路入り口のランダバンド(交差点)
親指プレイ開始。
120km程度だが、1発1台でイッキに行きたいところだが。。。
1時間経過。。。親指が寒い。。。
本日の目的地「首都、リスボン」が遠いよ。。。

紙に、「LISBOA」とポルトガル語で描いて掲げてみたら、
5分後には、リスボン空港に娘を迎えにいくというポルトガル人のお父さん運転する懐かしいモデルのカローラ。

飛行機利用者の様に、リスボン空港で地図やインフォを貰い、市バスでリスボンど真ん中へ。
このバス乗車客が国際色豊かで、アフリカが近い事を感じる。
西ヨーロッパで初めて、ゲストハウスに滞在。
「kitch G.H」 立地条件良し、きっとハイセンスなゲイが手がけたであろうナイスなコラージュの内装。
12名1室ドミ、一人8ユーロ。朝食付き。
湯量たっぷりホットシャワー(ヨーロッパだから当たり前か?笑)
ゲストハウスも良いもんだね~と5日間滞在。

此処を拠点に、可愛らしい建物が並ぶ丘にある「シントラ」で、何故かポルトガルの変人が住むと言われる「オビドス」の名産、チョコレートで出来たお猪口に「ジンジーニャ(チェリー酒)」や名産チーズタルト。

日本に南蛮文化として来たカステラやエッグタルトを代表するように、ほとんど卵黄系スイーツ。
プリンとか、カスタードパイとかね。
ポルトガルは、各修道院ごとに卵黄系菓子を作っていた歴史があるらしい。
なぜ卵黄ばかりの菓子なのかと聞いてみたら、
卵白は、アイロンの糊付け用、シャツなどをパリっとさせるために使うからだと、
「えっ!そっちベース?」笑

本物のユーラシア大陸の西の果て「ロカ岬」で、海に向かって「待ってろ~アメリカ大陸~」と心の中で叫ぶ。
日沈む国から西の空の本日のスペクタクルを体感し、すっかり暗くなってしまってから、ヒッチハイク。
出稼ぎ&移民のモルドバ人&ルーマニア人の車に乗せてもらい、とても親切にリスボン観光名所をガイドしてくれて、リスボン近郊まで。
出稼ぎ&移民の中国人がフライパンを振る中華のビュッフェへ。
アフリカ人や西洋人に混ざって、食べる我が家は日本人。
こんなに国際色豊かな街だとは、面白い。

5日間滞在したリスボンからも、ヒッチハイク。
大きな町から出るのはヒッチハイク一番の難所で、首都なんてほぼ皆無に等しく。
地図を広げて、ヒッチハイクのサイトで確認し、市バスでハイウエイポイントから南行きの道沿いで親指P。

ポルトガルのリスボンから、スペインのアンダルシア地区「セビーリャ」まで約550km。
バスなら7時間。今日中にヒッチで辿りつくだろうか?

イキナリ雲行き怪しく、止まってもらうには難しそうな親指Pからスタート。
1台目:仕事中のトラック兄ちゃん(50km、この車でリスボン郊外へ)。
嫁は荷台へ。旦那はトーク&パフォーマンス。笑

全然、的外れなハイウエイのバス乗り場。。。1台1台拝むように親指ソリ気味。
2台目:セダンのおじさん(10km)、普通のおじさんの人生観に打たれ、最後には涙の別れ。

ハイウエイのカフェ付ガソリンスタンド。お手本の様な場所だけど、このハイウエイ利用者がそもそも少ない。
3台目:太極拳の先生、ドイツ人移住者(250km、この車でポルトガル最南部へ)
西を見越して東へ向いた人とのトーク。東から西へ来た我が家には興味深い2時間だった。

随分、南へ来たのを太陽の光の強さで感じる。緑の丘に黄色の花々、桜の様なアーモンドの花、オレンジの木々、オリーブ畑が見渡せるハイウエイのガソリンスタンドで1時間経過。
4台目:セダンの中国人(20km)、親切すぎてバス停へ連れてってくれそうだった。

いやいやヒッチハイクしたいのでと、バス停でなくガソリンスタンドで降ろしてもらう。3分後即、
5台目:ピカピカLAND ROVERのアフリカから帰国して3日目というポルトガル獣医の青年(200km)
目の前横ビタ着、車の窓が自動で開く。
「ホウェア~ ユ~ ウォント~ ゴォ~?」
「スペイン!」
「ホウェア~??」
「!!!セビーリャ!!!」
「レッツ ゴォ~!」

ポルトガルはラテン国だが、言葉の発音の関係か?移民者が多いからか?
ポルトガルではあまりラテンを感じなかった。
ここからは、南部スペインのアンダルシア。
闘牛とフラメンコ。
太陽と情熱の国。
ヒッチハイクの後部シート。
国境を隔てる橋から見える、遠くに広がるスペインの白亜の建築物、青い地中海、抜ける空。
いよいよヨーロッパ最終章、楽しみにしていたアンダルシアへ。
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by laidbacktrip | 2011-01-31 05:49 | スペイン

ほぼヒッチ。ヨーロッパ最終章予告編。

5ヶ月間のほぼヒッチ。ヨーロッパ横断旅を終え。

スペインからアフリカ大陸の玄関口、ジブラルタル海峡を船で渡り、モロッコ入り。
あ~、最高~!

12年前(旦那)訪れたモロッコ、今回はどんなエキゾチックゾクゾクを見せられるのか?
楽しみです。

近々、さよならヨーロッパ編(ポルトガル~南部スペイン)をUPします。
今しばらくお待ちくださいね。

ではでは、maitreya音ブログも引き続きよろしくお願いしますって事で、のちほど。
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by laidbacktrip | 2011-01-27 23:11 | スペイン

「1000年分のズッコケ2010年」

今年って2010年ですよね?
2010年も、もうすぐ終わりですよね?

あ~あ~。。。3年以上も日本や世間と離れて旅していると、
曜日や日付どころか西暦まで忘れてしまうほどの、
世捨て人となってしまうのかとお思いでしょうが。。。
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さて、我が家は今、スペインのサンチャゴにいます。c0158636_2351232.jpg
前回の日記で触れた、
ヨーロッパ最大の聖地巡礼路「サンチャゴ デ コンポステーラ」のゴール地点です。

南部フランス「サンジャン ピエドポー」を11月24日出発し、
雨の日、風の日、雪の日、強風で向かい風の日、暖かい太陽の日、夕暮れや流れ星の日。
スペインと言えども冬、寒い日の気温はマイナス。
毎日毎日、20~35km歩く。
寝る、食べる、以外は歩き続ける。
特別な巡礼路ではなく、ただの道。山道や丘陸地帯、普通の道。
この道の中で、各々が自分自身に向き合い自分の答えと出会う。
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しかし、こんなにもスペインは英語が通じないのかと驚き、辞書を片手にスペイン語を学び、c0158636_2545281.jpg
世界中から集まる巡礼者と、ワインで語り合う。
冬季の巡礼で、本当に良かったと。
確かに寒いけど、札幌と同緯度程度。巡礼者も多くて1日10名程度。
小さな村なんて我が家のみで、70ベッドの大部屋とか(笑

夏場は、1日3000~5000人がこの巡礼路を通過し、
宿のベッドは当然足りないので、早く到着した者からベッドが確保できるという競争となるそうです。
マラソンやトライアスロンの様に、巡礼が競技化してしまうなんてね。。。
冬季の今でさえ、巡礼宿は筋肉炎症鎮静剤のサロンパスやヴァンテリンの匂いが。。。
なんなら、雨の中ぐちゃぐちゃにずぶ濡れになったブーツの匂いが。。。
腐ったチーズケーキの様な異様な匂い疲れた体の嗅覚を刺激してくる。。。
1日8時間歩きとおしてクタクタの身体に、腐ったチーズケーキの匂いが沁み込んでくる(笑

c0158636_345198.jpgc0158636_371256.jpg地方の郷土料理に舌鼓し、安全が確保されている巡礼路を歩くだけ。
(写真左:ガリシアの蛸、茹でた蛸にオリーブオイルとパプリカ、世界中で蛸を食すのは日本とガリシア地方のみらしい、親近感湧く。湯呑みに赤ワイン、親近感湧く、これで0.7ユーロ。ガリシアスープ、運んで来る段階でこぼれ過ぎ、これは日本では無しでしょ?)
(写真右:バルでパンを頼むと必ずフォークをブッさしてくれる。これ礼儀。笑)

カトリック教は大食が大罪らしいですが、イベリコ豚の生ハム、ガリシアの蛸、ステーキ、
高級リオハ赤ワイン、ガリシアの白ワイン、ナバーラのロゼワイン。
肉、酒、歩く、肉、酒、歩く。
ワインが血に、パンが肉になり、日々歩く。
これがカトリック教の巡礼。

地図が無くても問題なし、道には黄色の矢印や看板があり、
巡礼宿も清潔で快適、各村に建設されている。冬季はクローズしている宿もある)
日々の目的、目標地点にとりあえずたどり着きさえすれば、寝るとこは確保できる。
薬局や病院も、インフォメーションセンターも配慮されている。
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しっかりオーガナイズされてます。
経済破綻したスペイン、されどEU加盟国です。
資本主義のベースとなったカトリック教です。
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だからこそ、世界中の老若男女の巡礼者と出会え、
800km自然や街の中、中世の趣残す旧市街を歩くことだけに集中できる環境。
この巡礼路の確保のために12世紀(だっけ)には、血生臭い戦いもあった中世から続く巡礼路。
ナポレオンも通ったこの道。

24時間TVのマラソンの様に、ゴールしたら泣くんだろうなぁ~と、自分に期待してましたが、
全く、泣けませんでした。(笑

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そして、ヤコブ聖年の2010年12月25日午前11時、
キリスト教カトリック最大の聖地「サンチャゴ大聖堂」に、
バックパックと引きずった足と笑顔と共に、無事2人とも到着しました。
1ヶ月間で約800km歩きました。

2010年の聖年のキリスト誕生祭クリスマスのミサ(午後12時)を、此処サンチャゴ大聖堂で見てみたかったので、
本当に駆け込みセーフで間に合いました。


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大聖堂に響き渡るパイプオルガンのクリスマス聖歌。
6名の司教による大掛かりなボタフメイロ(香炉)の芳しく清められた空間。
全くわからないスペイン語が子守唄に聞こえて眠気。
歩き疲れた足に更なる負担をかける跪く儀式。

2010年ヤコブ聖年にしか開かない「プエルタデ サンタ(聖なる門)」を通り、祭壇のヤコブ像にハグ。
ここまでの旅路(巡礼路)とこれからまだまだ続く旅路をお祈り。

そしてだよ。
この巡礼路はスタンプラリーの様になっていて、
クレデンシャル(巡礼手帳)に、宿やカフェでスタンプを押してもらい歩を進めていき、
ゴールのサンチャゴから100km手前から、1日2スタンプ押してあれば、
コンポステーラ(巡礼証明書)がもらえる。ってわけで。。。

でもね、我が家は別に、誰かに賞賛されるためや、自慢するために歩いたわけじゃないので、
巡礼証明書は、そんなに興味なかったんだけど、
出会ったドイツ人やスペイン人が嬉しそうに勧めてくれて、
折角、2010年のヤコブ聖年に来たし、この年に来た者は恩赦授かる事ができるし、
この巡礼証明書があれば、パラドールで巡礼者用無料食事も提供される(毎食10名限定)

クリスマスの特別ミサが終わり、巡礼者証明書を頂きに大聖堂の中をウロウロする。
普段は、巡礼事務所で手続きをするのだが、クリスマスなので休み。
どこかで今日出来るのかなぁ~。。。っと。
大聖堂内の関係者以外立ち入り禁止のドアの前で、一人の司教と目が合う。

「どうかしましたか?」 スペイン語だったけどこんな感じだった。
「コンポステーラ ポルファボール」 巡礼手帳を片手に、片言のスペイン語の我が家。
「スペイン語が話せるんだね!フランス語も話せるかい?」
「ウィ~」
「私に着いて来なさい」

という展開になり、カトリック教最大の聖地と言われる大聖堂の司教の部屋に通された。
中世から時が止まったかと思うほどの、
静けさと暖かさの何とも言えない神聖な雰囲気の小さな部屋。
小窓から暖かい太陽の日差しが、司教のデスクを照らし、
ちょうど、このストーリーを読んでいたかのように、
デスクの前には、木製の小さな椅子は2つ並べておかれていて。

「座りなさい」 と。c0158636_3273294.jpg

我が家の巡礼手帳をザァ~っと見て、「日本人だね」と。
巡礼事務所では、1日2スタンプあるのかと厳しいチェックがあるらしいが適当だった。

デスクの上の資料の山から、巡礼者証明書の台紙を取り出し、慎重にサインする司教。

それを黙って覗き込む我が家。

(日本語だから司教にはわからないだろうと我が家の会話)
「凄い趣と宗教感の部屋だね~」
「こんな部屋に入れるなんて、クリスマスに間に合ってよかったね」
「ゆっくりとしっかりとサインしてくれるわ~」
「有難いね~」
「あれ?今年って2010年だよね?」
「ヤコブの聖年だよ!2010でしょ!」
「見てよ、司教の手元を!」
「あれ?1010年になってんじゃん?」
「過去じゃん~!」
「11世紀ってまだ巡礼路始まってないよね?」
「世界で始めてのサンチャゴ巡礼者になっちゃったよ~」
「どうする?書き直してって伝える?」
「まぁ~良いよ。特別な感じだし」
「あれ?僕のなんて2101年になってるよ!」
「そりゃないだろ~!司教よ!未来だよ~」
「わはははは~!」
「がはははは~!」

笑いに司教がキョトンとする。

「うっわぁ~ この人、マジだわ~!」
「間違いに気がついてないんだ、すごいレベルだよ!」
「もうさぁ~ 時間の枠なんていらない世界に生きているんだわ~」
「聖人の世捨てっぷりは、桁違いだね~!」
「たかだか1ヶ月間歩いたくらいの努力の証明だもんね」
「3年間、旅した経験なんて、ヒヨコだよ」
「人生かけてるもんね~世捨てに!神の子は凄いわ~!」

あまりにも聖なるぶっ飛びに、大笑いした我が家に、
司教は、
「君達の巡礼路は、笑いに満ち溢れていたんだね!」

と、部屋を何か探しているようでウロウロする司教。

特別クリスマスプレゼントとして、
中世のキリスト教聖歌のCDと、大きな暖かい包み込むハグと頬にキスの祝福を下さった。

後々、いろんな巡礼者に1000年分のズッコケ巡礼証明書を見せたが、c0158636_3301818.jpg
誰一人として、こんな特別ズッコケな証明書もCDも持ってなかった。

何だか、800km歩いた事も、このズッコケ巡礼証明書も、
今では、幻の様。

でもさ、我が家の手元には、この紙切れとCD。
経験と証明。
過程と結果。

こんな2010年の締めくくり。
我が家は、おかげさまで健康に今年を旅路で過ごすことが出来ました。
支えてくださる家族や友人、日々感謝しております。本当にありがとうございます。
そして2011年はアフリカ大陸!
どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
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by laidbacktrip | 2010-12-31 23:41 | スペイン

ヨーロッパ最大の巡礼路

さてさて、毎日テクテクと20~30km歩いています。


そういえば、「パリ」から高貴ワインで有名な「ボルドー」で、4日間ホームステイ。
「ボルドー」からヒッチハイクで、バスク地方の入り口「バイヨンヌ」。
ここでは1968年にカルフォルニアで青春を過ごしたという68歳のフランス人とお宅4日間。
その後、ヨーロピアンのサーフィンのメッカでもあり、クイックシルバーの故郷「ビアリッツ」&「サンジャンド リュッズ」で、とうとう大西洋!!!

を、経て、
南部フランス「サンジャン ピエド ポー」から、
キリスト教カトリックの最大の聖地、
スペイン「サンティアゴ デ コンポステーラ」へ向けての巡礼路。

トータルで約800km。
今日で、3日目。
牛追い祭りで有名な「パンプローナ」に到着しました。
後714km歩くそうです。

毎日、ただ歩くだけ。
そんで、チーズとパンをかじり、アルベルグ(巡礼宿)で世界中から集った巡礼者と共に寝る。

今日、雨宿りの軒下をお借りした家のおじさんから、祝福の手作りぶどう酒を戴きました。
「ブエン カミーノ!」(良い巡礼を!)という言葉と共に!

初日に宿泊した「ロンセスビル」というピレネー山脈越えのスペイン最初の小さな村では、
カトリック教会のミサ(夜8時)参加。
巡礼者用に夜行われ、此処では神父様に日本語で、
「神があなたを祝福に導きますように!」と言われました。

今年は、カトリック教徒にとって特別な年で、ヤコブの聖年だそうです。

滑り込みセーフで2010年に、この巡礼に間に合いました(笑



そして、我が家の旅もとうとう3年経ち、4年目突入!
石の上にも3年。
ここからが本番です。


さてさて、このまま、毎日テクテクと20~30km歩けば、
ヨーロッパ最大の聖地「サンティアゴ」には、キリスト生誕祭「クリスマス」に到着予定です。

キリストが、神に召された年齢34歳。

我が家にとっても特別な年となりそうです。
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by laidbacktrip | 2010-11-27 02:47 | スペイン