「セネガル~マリへ、灼熱の大移動。」

北部「セネガル」の「サンルイ」から「マリ」の首都「バマコ」へ。c0158636_20145824.jpg
遠い。地図でザァ~っと見ても1000km以上ある。

メジャールートは、首都「ダカール」から国際列車。でも大都会は避けたい、昨日ダカールでデモがあり公共機関が麻痺したと聞いている。
「サンルイ島」~「マタン」此処で1泊。「マタン」~マリ国境IN~「カイ」此処で1泊。「カイ」~「バマコ」。
セネガル河沿いを東へ抜けるマニアックなルートで「マリ」へ行くことにした。


まずは、1日目「サンルイ島」~「マタン」 400km以上だったと思う。
舗装道路、もちろん信号ナシなので、バスで大体6時間くらいで着くんじゃないかと。
アフリカタイムをナメてた。。。

朝8時過ぎに、宿を出てみたが通りにタクシーが走ってない。。。ん?なんで?
「サンルイ島」にかかる大橋まで歩いて来てみたら、今日は朝から橋を大々的に補修工事している。。。あっちゃっちゃ~。。。今日の移動、波乱な予感。。。
橋の工事を眺めているセネガル地元民に「この橋、いつ渡れるの?」聞いてみた。
「TOUT DE SUITE(もうすぐだよ)」
アフリカタイムの「もうすぐ」は、信用できんよ。
これはモロッコから共通していて、バスの出発時刻を聞いた時に、必ず返ってくる答え「MAINTENANT(今だよ)」っって1時間以上待った事ザラ。

するとまた別のセネガル人が、「あっちに船が出るよ」と、オールを漕ぐジェスチャーで教えてくれたので、c0158636_20171152.jpg

ん~このセネガル大河を手漕ぎ船か。。。と思っていたら、モーター付のボード。

セネガル人は、船着場にちゃんと一列で並んでいる。よくあることなんだろうか?
この状況を当たり前に受け止め、意外にも冷静にニコヤカに大人しく過ごしている。
救命胴衣も用意されていて、用意周到さにびっくりだよ。楽しんでいる人もいるほど、肝が据わってるな~アフリカ人。
20名くらい全員黒人、みんな揃ってオレンジ色の救命胴衣を着衣し、見た目は難民救助船だけど、我が家は「セネガル リバー クルーズ。」と呼んでいた。
バックパックも濡れる事なく、対岸に着いた際には、この荷物も確保されていた。
理にかなった行動力に感心した。
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「マタン」行き、乗り合いタクシー(7名乗り)は8500CFA。
バッシェ(11名乗り、最終的には25名。。。)は6000CFA。
バッシェを選択。我が家は2500CFA=480円をケチった(節約)ために。。。

これが、本日の最大の誤算。。。アフリカタイムをナメてた。。。

人数が集まるまで出発しないのは覚悟していたが、車の調子は悪すぎる、シートは硬い、途中で乗り降りする人々をいちいち止めている。
ようやく2時間半たった時に、昼休憩。
ここまでの走行距離、たったの100km。。。やばいでしょ~。。。時速50km以下じゃん!驚愕。。。
すでに昼1時半。。。あ~~~つ~~~い~~~~車内が。。。さ~~う~~~なぁ~~~。。。外はキツイ日射。。。
道は確かに舗装されているが、あたり一面サバンナ砂漠地帯。。。熱波に砂が舞っている。

これまたシートの隣のおばさんが、ドスコイな巨漢の持ち主で、アフリカらしいっちゃ~それまでだけど、肉に埋もれる自分の身の面積が広くて、暑さ倍増。。。
し~~~か~~も~~~、昼休憩長すぎる。。。運転手のさじ加減だから。。。いつ出発かわからん。。。
人数制限とかあるのかな?このバス。。。ギュウギュウ詰めだよ。。。詰め放題だよ。。。


でもね、車内のみんな親切なのよ。ニコヤカなのよ。みんな心棒強い。
負の表情も出さず、不平不満言わず、この状態が当然の如く、大きな体で大きな声で大きな笑顔、
汗だくでたくましく生きているよ。

車が止まるたびに、売り子が窓へへばり付くのよ。水、ビスケット、オレンジ、ジュース、などなど移動のお供を売りにね。
その中で何故か、洗濯洗剤と食器洗剤を売りに来ている人がいて、
「それは、今買わないでしょ~」なんて言っていたら、飛ぶように売れていて、
本当アフリカわからん。。。これが面白い。
 
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挙句の果てに、今からバスを乗り換えてくれと。。。
なんじゃい!?それなら早く言ってくれ!散々さ~~~う~~~なぁ~~の中で昼休憩が終わるのを待っていたのに。。。
性質の悪いお国のパターンのように、乗り換えたバスの料金をまた払うという重複支払いのボッタクリ可能性もあると思い、
乗り換え証明のチケット出してください!と頼んだら、
ノートの端っこを切った紙切れに、ボールペンで「6000CFA」、
その下に、何だかわからんぐちゃぐちゃ~っとした、たぶんモギリのオヤジのサイン付。面白い。
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もうさ、この時点で一番暑い2時頃。。。
そんな中をバックパック背負って、乗り換えのバスまで300m歩く。
たった300mだけど、散々暑さで消費した体力に、重い荷物と灼熱。。。
で、結局、大型バス。シートの乗り心地は良くなった。
しかし、窓が開かん。。。上の方に小さい窓があるけど、このバスも昼休憩中で。。。停車中。。。
風なんて入ってきません。。。
暑さにまだ体が慣れてない。。。

あ~~~つ~~い~~~さ~~~う~~~なぁ~~~。。。
脳汁が耳から出そうなほど暑いと思っていたら、嫁がのぼせて鼻血出した。。。
これが合図かの様にバスが出発。。。
今かい!?ちょっと待ってくれ!
車外の日陰で体を横にさせてくれ~!冷たい水を買わせて~!頭や後頭部を冷やささせてくれ~。。。

そんな心の叫びも届かず、走る出すバス。。。
いてもたってもいられない旦那が、ペットボトルの温まっちゃった水を嫁の頭からぶっかけた。
暑い暑い~砂埃の服や髪が余計にベタベタになっただけだよ~!
嫁は鼻血と水でぐちゃぐちゃだよ。。。さすがずっこ家亭主。
それを見ていた周囲のセネガル人達が、「鼻血だ!鼻血だ!」と凍ったペットボトルの水をくれたり、次の休憩でアイスを買うのを手伝ってくれたり、最後の最後まで、大丈夫かい?と声をかけてくれた。(フランス語でもない現地語だったので、何言ってるかわかんなかったけど)

それでも、アフリカ。
またまた強制バス乗り換え。。3台目だよ。もう夕方だよ。


でもね、景色は見たこと無い雄大に広がるアフリカの大地。
だだっ広い大地に、ヤギや牛が沢山いて、乾いたサバンナ建つ円柱の土壁と藁葺屋根の小さな家。
裸足の子供。やせたお母さんが頭に何か乗せてゆっくり歩いている。
井戸の近くに集落があって、貴重な木材で組んだ掘ったて小屋と家畜用の柵。
モスクだけは、この村には不釣合いなほど立派だったりする。
たまに、こんな村にもATMの看板と携帯屋の看板だけが、煌々と光っていたりして、何だかわけわからんよ。
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沿岸部のセネガルでは見ること無かった、内陸奥地の経済的には貧しい人々の暮らし。
でもね、バスに向かって手を振ってくる、子供達の笑顔は無邪気でとびっきりな表情。
あ~アフリカ。この笑顔に会いに来たんだな~。

結局11時間。。。バテバテな状態で、夜10時に「マタン」着。
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それでも、まだ終わらないアフリカ。
この小さな町には宿があると聞いていたので安心していたが、安宿2件。。。満室。。。夜10時だもんね。。。

安宿のテラスに、「蚊帳テントを建てて寝かせてください」と頼み込んで、バテバテのクタクタだが今夜はテント泊。疲れ果てたのでベッドで寝たかったけど、他に寝るところ無い。アフリカで野宿はできん。

よしOK!気持ち切り替えOK!
今夜はテントで充分です。シャワー浴びて明日の移動に備えよう!


それでも、まだ終わらないアフリカ。
シャワー出ないよ。。。(おばあちゃんシャワーって言ったじゃんよ!)
洗面所もトイレも、水が全く出ないよ。。。

渋々、トイレ用のバケツに溜めてある温まっちゃった水を、
ペットボトルの半分に切った簡易型小バケツで汲んで、行水。。。
汗と砂埃は、何とか落とせたから、浴びないよりは、まだマシだ。と、言う事にしよう!

夕飯食べてないよ。。。お腹すいたな~。。。
でも、もう夜11時過ぎている。。。
辺りは真っ暗。。。セネガルの僻地。店なんてとっくに全部閉まっている。
今夜は、このまま寝るしかない。。。

蚊帳越しの夜空。
今夜は満月。
アフリカのパワフルな満月に抱かれて眠る。
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そんで2日目。(長いな~この日記)
「マタン」~マリ国境越え~「カイ」

昨日の反省を生かし、今日は乗り合いタクシー。もう二度とバッシェ(ミニバス)には乗らん!と決めた。
「マタン」~マリ国境:乗り合いタクシー3時間、5000CFA(荷物代込み)順調だった。

セネガル国境~マリ国境を越えるイミグレと橋を渡る4kmくらいかな~。タクシー500CFA。ちょうど通りかかったセネガル人が相乗りの声をかけてくれた。

セネガル役人恐るべしな出国。建物の前に出国者を集めてパスポートを配っている。何だこりゃ?
我が家は配り終えたところへ行ったからか?出国の外国人だったからか?タイミング良く賄賂も無く、スタンプを押してもらえたけど、
このセネガル役人が、凄くえばり散らしていた。
隣に立っていた黒人の人は、二度とこの国境を越えて戻れないのか、肩がすごく震えていて、気の毒なほどおびえた眼をしてた。
そして1000CFAを賄賂で払ってパスポートを受け取っていた。20人の黒人全員が賄賂を払っていた。

そして、マリ国境までそのタクシーで行き「バス乗り場」という場所まで。
ここは国境ではなかったが、「マリVISA」を持っていれば、問題ないらしく、バスやタクシーでその先の国境を通過する際イミグレがあるという激ユルだった。
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セネガルとのギャップが激しい、ユルユル大国マリ。
国境の村で、女性だけで切り盛りする大家族ローカル食堂で昼ご飯。セネガル料理のマッフェ。(旦那さんはドライバーだったりする)
人当たりが柔らかくなった。マリに入った途端、女性達の笑顔が優しくなった。
国境付近なのに、こんなに雰囲気が暖かいとは!純朴な人々!
相手の心を汲んだ会話をしてくる。心配り、気配りがセネガルとは全く違って、本当に人が良い!
ここでもバッシェ(ミニバス)の勧誘をうけまくったが、客引きの男性も全く強引ではなく、終始笑顔で笑いが起こる。
乗り合いタクシーを待っている間も、結局この食堂のおばちゃんたちと仲良くなり、お茶を何度もご馳走してもらった。娘さんが入れたお茶を味見し、首をかしげるおばちゃん。
おお~職人かたぎだよ、アフリカ食堂社会。
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お茶を頂きながら3時間くらい待って、タクシーの乗客が集まったので、ここから110kmで本日目標の「カイ」へ出発。(乗り合いタクシー(3000CFA)
3kmほど先の「マリ国境」イミグレは、ご機嫌なマリ役人で、リンゴを齧り小躍りしながらスタンプぽ~ん。
エンジョイマリって言ってた。

だけど、このタクシーの天上には、乾燥させた牛の皮(シッポ付)が20枚ほど重ねて縛り付けてある。c0158636_20564324.jpg
く~~さ~~~い~~~生肉~~く~~さ~~い~~。。。
これが同乗者かよぉ~。。。
運転手の前のフロントガラスの下の台(日本語名、忘れた)には、ギャル車みたいにフェイクファーが敷いてある。
フェイクなのに、このファーから、牛臭が漂ってくるんように思えて。。。気が滅入った。。。
高く積まれている牛の皮、ラジエーターの水が漏れてるのか、すぐに止まるタクシー。。。
その横では、ヤギ肉の丸焼きバーベキューの煙。。。

バオバブの木が点々としてきた。夕暮れに染まり美しかった。
アフリカの大地は、静かにズッシリと生きている。
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結局、今日も、夜9時「カイ」到着。

此処「カイ」は、西アフリカで最も暑いエリア!夜でも気温40度近くある。。。

「カイ」から駅前まで、別のタクシー。近場だけど2000CFA。この価格は台数が少ないのと夜なので仕方ない。
駅前から歩ける通称「ホテル カールフール」ダブルベッド蚊帳付、6500CFA。(言い値7500CFA)
今夜は、ベッドで寝れる。シャワーも浴びれる。
しか~~し、暑すぎる。西アフリカ内陸。。。
床に水まいた。気化熱に願った。
それでも暑くて眠れなかった。

それでも我が家は、疲れ果てて翌日動けず2泊した。
こんなに西アフリカの旅が暑く厳しいとは、先へ進む自信を失いかけた。


そんで、3日目と言うか、4日目。

「カイ」~「バマコ」 電車。2等座席7500CFA。16時間かかった。(後から知ったがバスは9時間。。。)
朝7時15分発。定刻どおり出発。毎日運行してないので要確認。当日6時からチケット売り出し。
意外にもシートが広くて、快適。汚くは無いと思う。たぶん。インドのSLくらい。たぶん。たぶん。

2席づつに調節可能なファンがついている。
でも、昼の2時ごろは、暑すぎて汗が出すぎて、幽体離脱したかと思うくらいの灼熱だった。
外からの熱波が暑すぎるため、全員窓を閉めていた。

途中停車する村で、売り子達が頭の上に、水バケツやフルーツのカゴ、サンドイッチ、ビニールアイス、ビニール水、ジンジャージュースなどを売りに来る。
地域ごとに売るものを違っていたり、村の規模が小さく食料ないところは、手作りの団扇を売っていたり。
遠くの方から村人達が手を振っていたり。
何かと楽しい、純朴なアフリカ。
素敵な国マリ。


マリの首都「バマコ」到着、今日も夜11時。

バマコの最高気温41度。。。
西アフリカ灼熱の大移動。結局、このルートも手強かった。
そして、嫁は頭痛と発熱。。。
旦那も頭痛。。。

疲れからか??マラリアか??
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「バマコ」では有難い事に、アメリカ人とギニア人のお宅にホームステイさせてもらっている。
6本の木から500個もマンゴが収穫できたんだって!
ギニア人による「アフリカ料理マンゴの煮物。」
初めて見るし初めて食べる。初めてアフリカに来た事を彼は喜んでくれていた。
いつか彼が日本に来たら、回転寿司と流しそうめん屋につれて行きたいな~。

たくさん食べて、たくさん寝る。アフリカンサイズ。アフリカンリズム。
1週間滞在させてもらっている。おかげさまでアフリカンパワーで回復した。


2011年3月21日~
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by laidbacktrip | 2011-04-16 09:54 | マリ
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