「イスラム聖地で、下痢&ゲロ、旦那」

c0158636_7511779.jpgシェフシャウエンの近郊から村人が、野菜やロバ、ヤギを引いてやってくる、月&木曜青空市場はバスステーションから歩いて5分の道端でワイワイ広げられていて、民族の特色が色濃く出る青空市場はどんな国でも大好きな光景。

そこへ来ていた近隣の村人モロッコ人のトラックの荷台に乗せてもらって、今日の目的地「フェズ」方面へ。
肌寒い風と共に流れる景色。
緑の丘にオリーブ林、薄ピンク色の桜の様なアーモンドの花々、お茶をしながらボォ~っと日向ぼっこしているおじさん(おばさんは基本的にいない、カフェボォ~は男の勲章 笑) 

c0158636_7533390.jpg信号も無い交差点、分岐点で降ろしてもらい、「フェズ」方面の道端に立ち「親指プレイ」
同じような事をしているモロッコ人も結構いて、競争率高いフェズ行きヒッチハイク。
しかも、モロッコ人は「親指」ではなく、「人差し指」を振っている。ほほぉ~所変わればヒッチハイクも変わる。
我が家は地元の人々の生活にお邪魔させてもらっているだけの旅人なので、一番ヒッチハイクでは不利な場所、進行方向の端で迷惑のかからない場所で立つ事にした。
すると、1台のセダンが、前のモロッコ人達をスルーして我が家の横へ止まる。
車内を覗けば昨夜ディナーした時に隣に座っていたイタリア人カップル。
素晴らしいタイミングだよ。
イタリア人の車で抜けるオリーブ畑。彼らはトスカーナみたいな景色だと言っていた。

雨が降ってきた。c0158636_7543623.jpg
この時期の北部モロッコは、半袖で過ごせるかと期待していたが、意外と寒くて雨も良く降る。今日の目的地「フェズ」への分岐点。しかし大雨。此処からヒッチハイクを継続するのは不可だろう。
モロッコをレンタカーで旅している彼らは、やはり小さな町が気に入っているらしく、オススメの場所へ。イスラム聖地の嘗ては非イスラム教徒は立ち入る事は出来なかったと言う神聖な「ムーレイ イドリス」村。

行ってみたかったが公共機関だと中途半端な場所にあったので、どうしようかと思っていた場所に気がついたら到着。今夜は此処にしようと宿探し。これが意外にも客引きが盛ん。聖地の方がシツコイ感じの客引きやガイドがいるとは。

あまり安宿の無い「ムーレイ イドリス」は、「メクネス」などから日帰り観光客が多い場所。
しかし、イスラム教徒にとっては最大の聖地で、モロッコ唯一の円柱ミナレットがあり、この聖地を5回訪れた者は「メッカ」に言った事と同様の恩恵を受けるという、どの宗教にも付き物のお得気分な聖地。

客引きやガイドを振り切って一件の宿へ飛び込む。[Maison D'hote](メディア内)
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ホームステイスタイルの暖かい雰囲気のピンクジェネレーションおばあちゃんが迎え入れてくれた。
しかし、高天上からぶら下がるシャンデリア、色ガラスの窓、タポタポドレープのカーテン、デカイベッド、もちろんトイレ&シャワー、バスタブ付き。壁やドアの細かい装飾、国王がこの宿にご滞在した際の写真。。。。テラスからは緑の地平線とtローマ遺跡の絶景。素敵な宿。
「あ~この宿、高そう。予算オーバーだわ、此処は。。。」
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「おばあちゃんの優しい眼も、この宿も素敵だから宿泊したいけど、僕らには贅沢すぎる価格だと思うよ」
「いくらなら宿泊する?」(おばあちゃんはアラビア語のみだが、近所の面倒見てくれる人が通訳してくれた)
「申し訳ないくらい安すぎて言えないよ。僕らは長旅で、う~~~んと節約しているから安宿にいつも宿泊してるんだよ」
「いくらだい?言ってごらん」c0158636_831667.jpg
「***DHが予算だよ」
「じゃあ、***DH、朝食込みで。」
「えっ!本当に良いの?」
「他の人達には内緒だよ」

イスラム聖地で素敵なモロッコ家庭的な宿。
ホッ~としたら、お腹がすいた。
安定しないヒッチハイク移動は、いつも到着するとお腹がすく。

我が家お気に入りの、モロッコ庶民派豆スープ「ベッサラ」店を探しに探してローカルな一軒で食す。

旦那が12年前にモロッコを訪れた時、卵を食べてゲロ、下痢、発熱。。。友人共々、共倒れだった。
今回は、夏では無いし、食中毒にはなりにくい、しかも12年前からしたら劇的に衛生面でも発展を遂げているモロッコ食文化。また悪夢の日々は来ないと思っていたが。。。。

豆のスープしか飲んで無いのに、宿の快適なベッドで寛ぐ間もなく、トイレへ直行。上から下からゲロと下痢。
なぜか嫁は、食あたりしなかった。c0158636_844344.jpg

宿のおばあちゃんは、モロッコ人として責任を感じると涙していた。
吐き気の止まる「ラベンダー茶」を特別に入れてくれた。

此処でイキナリ「♪~世界の茶窓から~♪」

乾燥ラベンダーを、お湯で軽く洗い、ティーポットに入れてお湯を注ぐ。
リラックスな香り。吐き気が本当に治まった。
モロッコは、自然な薬草で治療するホメオパシーやアユルヴェダの様な薬局もある。

ゲロ&下痢には断食が一番。治まるまで寝る。薬より睡眠。
翌朝、嫁一人でおばあちゃんと朝食。
おばあちゃんは、心配で心配で、表情が暗かった。

2日目の朝食も同じだった。外食先で具合を悪くした事が、申し訳なく悲しかった。

3日目の朝食は旦那も回復し、おばあちゃんと3人で朝食。
おばあちゃんは、回復を喜び涙を流していた。
一緒の宿のフランス人御夫妻も喜んでくれて、テラスでフランス風ランチを振舞ってくれた。

過ぎ去るだけの旅人に、大きな愛を注ぐ人々と出会った。
聖地でゲロと下痢。
12年ぶり、やっぱり豪快な浄化モロッコ。
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by laidbacktrip | 2011-02-20 03:15 | モロッコ
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