「標高4000mスノーボード@ヒマラヤ山脈」

ロイター通信によると、世界で最も住みにくい都市ランキング8位「カトマンズ」。
上位7位までが、アフリカ4都市、ダッカ、カラチ、ポートモレスビー。9位コロンボ、10位ダカール、と続く。
基準値が何かわからないが、世界で最も住みにくい都市「カトマンズ」
人々は他力本願、責任転換、優しく親切、親日家多く居心地がよい。
先週満開だった桜も葉桜になりました。いよいよ春本番。
そんな「カトマンズ」より、インドかっちびりバカンス後編を長々とお届けします。c0158636_5283728.jpg



インドかっちびりバカンス後編。

「標高4000mスノーボード@ヒマラヤ山脈」

ビーチライフから一気に雪山ライフ。気温30度からマイナスの世界。
デリー在住の夫婦達に誘われて、向かうはインド&パキスタン国境エリア、停戦ライン(実行支配線)。今も紛争絶えないカシミール渓谷「シュリナガル」さらにヒマラヤ山脈サイドの「グルマルグ」インドのスキーリゾートへ大人6人修学旅行。

c0158636_5332115.jpgゴアから南国気分で突如雪山入り。
もちろん全ギア総レンタル。
スキーがメジャーでないインドだから。。。どんな古い昔のモデルが揃っているのかと、覚悟していたが、麓に2軒しかないレンタルショップは意外にも入手ルート不明の良品が揃っていた。(フルセット+ウエアーで1000RS程度:per day、1RS=2円)

やはり此処はヒマラヤ、オフピステのフィールドを背負うショップ。パウダー用極太スキー板ばかりが目立つ、大手メーカー「K2」ですべて統一されていた。10年以上前に嫁が始めてスポンサーしていただきお世話になったメーカー。
スノーボードに関しては、ソールやエッジの存在感ゼロだったが、「腐ってもBURTON(鯛)」という称号の大手メーカー「BURTON」や「ROSIGNOL」、「LAMAR」渋!
ウエアーは、なんとニュージーランド「コロネットピーク(懐かしいコロピ)」スキーチームウエアー。皆お揃いパキパキ体育会系。しかも、ウエアーは濡れていて異臭を放っている。。のが余計に体育会系。。笑
c0158636_5301692.jpg


前日の降雪が見事に積もり、ノートラック、ドピーカン。当てました。
標高3000mも気にならず「アルパワット山(4114mt)」頂上へ。
森林限界超えているので、緑色は無く、真っ白で白銀に輝き、澄んだ青空の前にどっしり構えている。
このヒマラヤの残り少ないシーズン(ハイシーズン12月中~1月)のパウダーに対し、ビーコンなどの三種の神器の装飾を施したイカツイ西洋人ライダー達も、ゴンドラオープンまだかと、荒くなった鼻息でチャイを冷ましつつ、その目前の真っ白い山を虎視眈々と見つめている。
この裏山はもうパキスタン。
長靴履いて雪景色だけを見学しにくるお金持ちインド人達は、しっかり雪上でカレーとナンを広げてヒマラヤ雪上カレーピクニック。c0158636_5305539.jpg

雪上カフェテラス(?)でカシミール、アフガン名物カワ茶(カルダモン、アーモンド入り緑茶)で休憩。するとブルーシートを広げる集団。。。ピクニックかと思いきや、全員一方へ頭を下げている。イスラム教徒のお祈りの時間。雪山にアザーンが共鳴する。


イスラム教徒の女性が頭からスッポリ被るブルカの様に、雪をスッポリ被ったヒマラヤ。
標高4000m頂上から、どこでもお好きな所を自己責任の上で、ご自由に!
山頂までは、フランス人建設のゴンドラ(麓~中間駅:150RS、中間駅~山頂:250RS)イージーアクセスで誰でも山頂登頂可能なため、自己責任は重要科目。日本の管理社会では考えにくいが、海外のゲレンデは概ね自然の地形で山を味わうことが出来る。中間駅から下はヒマラヤ杉の間のツリーラン。春雪で板が走らなかったが、日本の友人からのプレゼントi-pod nanoが大活躍し、追い撮りしたのでまた動画は後日UP。(写真:同行者からの転送。我が家カメラ寿命を迎えたため)

c0158636_532746.jpg


真っ白い巨大なキャンバスにラインを描く。
いつか此処へ来れたら良いなぁ~と思い描いてた旅のラインが繋がった。
雲海に向かって4000mtからドロップ。この瞬間から、あ~浮遊感。
ヒマラヤの磁力と引力とパウダー。あ~浮遊感。
嫁も然る事ながら、旦那もパウダーの魅力を知ってしまった(笑


c0158636_540777.jpg
ここはインド&パキスタン停戦ライン。
誰一人「ナマステ~」なんて言わない。「アッサラマレイクン」の挨拶。
イスラム教徒が多く住む。もうインドではなくパキスタンの生活様式。レストランのメニューもマトンカレーを中心とした肉食ばかり。。。これには参ったぁ。。。
ゲレンデのカフェでも、ライフルを膝に置いたままのアーミーと一緒にストーブで手袋乾かしたり、と至る所にアーミーの姿。そして通称「ミノムシ軍団」イスラム諸国の男性が冬場に羽織るマントを被った髭面のアーリア系男性軍。眉毛繋がっている優しい人たち。c0158636_539460.jpg



ヒマラヤでスノーボード、ゴンドラで標高4000m!
そりゃ愉快だとお思いになる方もいらっしゃるかと思いますが。。。
此処はインド&パキスタン停戦ライン。紛争問題もいまだ解決の目途立たず、常に現場の状況を確認して旅人は足を踏み入れる危険と隣り合わせの地。

実は、カシミール渓谷中心地「シュリナガル」到着日。
「シュリナガル」~「グルマルグ」間(約50KM)ハイウエイは通行不可。
c0158636_5405566.jpgいきなりイスラム教徒「シーア派」と「スンニ派」の闘争勃発。
1時間の距離を3時間かけて迂回し山へ向かうが、瞬時に状況が変化する危険な緊張感が続く迂回路。マーケット通りのシャッターはすべて閉じられ、ライフルを持ったアーミーがずらり並ぶ。
私たちは友人が手配してくださった報道関係者ドライバーのチャータータクシーに乗っていたため、彼の経験で現場の緊張感を計り道を選びながら、普段目にすることの出来ないようなドローカルエリアを走る。途中のアーミーチェックでは身分証明に加え、バックパックの中、化粧ポーチの中までしっかり調べられた。
こんな状況不安定の中、ドライバーの勇気ある行動のおかげで「グルマルグ」に無事到着することができた。
ドライバーは、バックミラーを覗いて私たちの顔を確認し、「イン シャラァ~(神のみぞ知る)」とニッコリ。さすが報道関係者君、ツボをおさえてくる。
2月27日はイスラム教の祭り「イード」の日であり、預言者「ムハンマド」の誕生日でもあり命日でもある。血肉を争う兄弟喧嘩。

紛争の翌日、この町を帰路で通ったが、人間の怒りの恐怖さと空しさを感じた。
あんなに美しかったヒマラヤの麓は、暴動、投石などがあった殺伐とした灰色の町。
タクシードライバーの報道君の口元は、投石の流れ玉で怪我している。
一度も車を止めること無く全速力でぶっ飛ばすドライバー、顔付きは緊張感が漂う。
危険なエリアを高速でぶっちぎって抜けた。
現場は、ほとぼり冷めぬ状況で興奮をあらわに、怒りを私たちの車にぶつけてきた青年もいた。
車のガラスが割られるかと思った。恐ろしかった。

c0158636_5421842.jpg

美しい渓谷と世界中のトレッカーに賞賛される「カシミール」
ヒマラヤの麓の大自然の中で、こんな争いがいつまで続くのだろうか?
平和という本当の美しさ広がるカシミールの春本番は、いつ訪れるのだろうか?
c0158636_11493886.jpg

[PR]
by laidbacktrip | 2010-03-20 05:53 | インド | Comments(2)
Commented by at 2010-03-23 09:09 x
覚えてますかあ??
ネパールで会った翔です。
やっちゃってますね相変わらずw
やっぱ楽しいですよお二人の生き方は。
ちなみに僕は今、NYにある大菩薩金剛寺ってとこで仏の修行させてもらってます。何だか数奇な道ですが、2012年に向かってるなあって感じる日々です。

ネパールにはあとどれくらいいるんですか?
Commented by ベジータ at 2010-04-12 00:38 x
俺ですよ、ベジータ!!
まだ、覚えてますか!?
パキスタンのカリマバード(フンザ)のとある宿にて隣り合った、黒髪に赤茶色のヒゲ、蒼き左眼に茶色き右眼と、何ともアンバランスなルックスを誇ってた日本人です・・。

相変わらず、元気はつらつとハードボイルドな旅を続けておられるようで、何よりです。

うちも、ナミビアのナミブ砂漠の一角にて・・世界でも最古の、かつ、世界一の高さを誇るDuneで、スノー・ボードならぬ、サンド・ボーディングしてきたよ。凄い楽しかったけど、凄い運動能力の著しい低下を痛感した日でもあります・・。転ぶことが、こんなにも楽しかったなんて・・w

お二人さんも、ナミビアに来た際は、ぜひ、チャレンジしてみてくださ~い。

では、またね・・
<< 「旅立ちの時 & パーティーI... 楽園ビーチライフ@ゴア >>